ブラーマ曰く
BGM
ライアー・ルージュ
脚本家
Կիշիրա
投稿日時
2016-03-08 03:07:19

脚本家コメント
【のり子編5話】
代々的ってなんやねん。
勝手に書いてる塔シリーズです。一つ前の続きです。
関係ないけどこの部屋の中央の本っぽいのセーブポイントにしか見えませんね。

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福田のり子
ただいまーっと。
秋月律子
おかえりなさい。待ってたわよ。
福田のり子
わわ!律子さん!どうしてここに!
秋月律子
ほら、今日は進捗を報告してくれるって前に約束してたわよね。
福田のり子
………
福田のり子
………勿論用意できてますよ!いやあこの日を待ちわびてたなぁ。
秋月律子
その間はなんなのよ。早く見たいんだけど、これからちょっと行かなきゃならない所があってね。
秋月律子
報告聞くのは帰ってきてからで構わないかしら。
福田のり子
勿論どうぞ!それまでには何とかでっち上げときます!
秋月律子
あ、それと。さっきの子の話だけど。ID調べといたわよ。
福田のり子
静香ちゃんですか。カード見た限り本物でしたけど。中身も変な所は無かったでしょ?
秋月律子
そうね、普通の所で生まれて普通の学歴で、ここに来た経緯も普通だったわ。
福田のり子
ほらー。
秋月律子
のり子から見てどうだったの?
福田のり子
いやあそれはそれは話しやすい子ですよ!つい色々話しすぎちゃいました。
秋月律子
なるほど、聞かれるがまま答えてきたわけね。
福田のり子
そりゃもう本当の事を!
福田のり子
まあ、本当の事って言っても表向きの事だけど。律子さん、やけに拘りますね。
秋月律子
あのね、今塔では上に行くほど信用できない人が増えてくのよ。
秋月律子
あの子の目的は分からないけど関係ない子を危ない目に遭わせたくないだけよ。
秋月律子
あの会社、政府、スポンサー、科学者、と色々な勢力が拮抗してる様に見えて、
秋月律子
私達はここではただの土台でしかないんだから。守ってあげることも出来ないのよ。
福田のり子
なるほど、よく分からんけど大変ですね。
秋月律子
とにかく、あなたも知ってるように私は塔の科学者の中でも政府の味方なわけだから。
福田のり子
……
秋月律子
そう言う事があった時はすぐに上に報告するわ。今後あの子に気をつけてね。
秋月律子
でも……これからそう言うのも増えて来るのかしら?まあどこで誰が聞いてるか分からないものね。
秋月律子
……そろそろいっちょ、腹括ってくしかないわね。
福田のり子
律子さん?
秋月律子
のり子、あなたの研究はこの塔を完成させるために不可欠。早急に結果を出す事が望まれるわ。
福田のり子
……はい。
秋月律子
何回も言うけど私は政府からの命令でこれを管理してるから、すぐに報告するわ。
福田のり子
……はい。
秋月律子
早く成果が見たいわ。
秋月律子
早く成果が見たいわ。と、言いたいところだけど!
福田のり子
言いたいところだけど!?
秋月律子
今からの用事に色々な方を連れて、しばらく塔を留守にしようと思います!
福田のり子
……つまり!?
秋月律子
報告はその後ってことで、その間に、ちゃんと考えてちゃんとしといてね。のり子の良い具合に。
福田のり子
……分かりました!
秋月律子
……急でごめんね。じゃあ、行って来るけど。お互い後悔の無いように。
福田のり子
行ってらっしゃい。(よし、しばらく遊べる)
福田のり子
……。
福田のり子
塔がその役目を果たし始めてしばらくたった今、政府は人類に代々的な嘘をついていた。
福田のり子
それは、塔は未だ完成していないという事。エレベーターとしての機能を全うしてはいるが……
福田のり子
実際には、想定していた仕事量の半分もこなせていないのだ。
福田のり子
これは恐らく科学者の中ですら一握りの人間しか知らない事実であり、
福田のり子
未完成部分の研究は極秘に行われている。
福田のり子
問題の動力部分について、生きている中でその知識を持っている人間は今世界で一人だけであり、
福田のり子
その世界で一人のヒラ技術者であるアタシは、この街に極秘に拘束されていた。

(台詞数: 50)