福田のり子
うわあ遅刻遅刻!あ、でもまだ時速10km出せば間に合う!
最上静香
すみません。今良いですか?
福田のり子
暇そうに見える?
最上静香
見えませんけど、忙しそうな人に聞くほうが話早そうじゃないですか。
福田のり子
なんなのその超理論!手短に早く!
最上静香
来月のたい焼きパーティの件なんですけど、中身はあんことカスタードともう一つ何が良いです?
福田のり子
チーズ!
最上静香
あ、なるほど。それがありましたね。参考にします。
最上静香
のり子さんに聞いて正解でした。やっぱり暇そうな人に聞くと優柔不断で……
福田のり子
わーいやったー来月超楽しみ!またね!
秋月律子
廊下は走らない!
福田のり子
競歩です!
最上静香
そういえばのり子さんやけに可愛らしい私服ですね。そんな趣味でしたっけ。
福田のり子
えっとそれはあれだよ。なんというか勝負服的な。
秋月律子
あら、あなたは初めて見る顔ね。どこの所属?
最上静香
あ、秋月律子さんじゃないですか!お会いできて光栄です。私は最上静香と申します。
秋月律子
はいよろしく。
最上静香
のり子さんってこんな偉い人の知り合いだったんですか。秋月さんと言えば塔の初期メンバーでしょ
秋月律子
のり子のお父様とは塔の前の研究で一緒だったのよ。そこでよくお世話になってね。
最上静香
塔の前……と言うと例の、災害を中和すると言う。
秋月律子
そうそう、まあ完成した途端にあんまり災害も起こらなくなっちゃったんだけどね。
福田のり子
ねー、あれ凄かったのにねー。
秋月律子
で、まあ色々あって塔建てる事になって。
最上静香
……色々ですか。
秋月律子
人がたくさん要るから、福田氏お墨付きののり子嬢に入ってもらったわけよ。
福田のり子
コネって大事だよね!お金もらえて好きなことできるって最高!
秋月律子
で、その好きなこととやらの成果はいつ見せてくれるのかしら。
福田のり子
……。
秋月律子
まさか研究費を使って本当に関係ない好きなことしてるわけじゃないわよね。
最上静香
あの、災害を中和する研究の続きにしては、この塔って大掛かりすぎませんか。
秋月律子
それは私達も同じ気持ちよ。今まで通り身内でやるつもりだったんだけど。
福田のり子
女神さまが関わって来ると思わなかったもんね。
最上静香
……やはり、秋月さん達が女神さまを連れてきた訳ではなかったんですね。
秋月律子
そりゃそうよ。ややこしくなりそうじゃない。そもそも、私達は主様苦手派だしね。
最上静香
そうなんですか。科学の母なのに?
秋月律子
それもおかしいわよ!何の科学的知識も無いのに母なんて!
秋月律子
そりゃああの人のおかげで生活基盤は安定したかもしれないけど、科学を発展させたのは科学者!
秋月律子
それに、謎の力で災害を予測するなんて、頭痛くなるわ。
秋月律子
科学の母がオカルトなんて、そりゃ狂っとるやろって言いたくなるわ。
最上静香
……なるほど、つまり白衣チームはだいたい否定派なんですね。女神さまに直接意見したりは?
福田のり子
いや無理無理無理!私達みたいな一介の人間が会えるわけ無いよ!
福田のり子
そもそも、あの人一番レベル高いエリアからほとんど出てこないんだよ?
秋月律子
私もちょっと会いたく無いわね。いざ目の前にすると自分の科学的価値観が危なそうで。
秋月律子
ってまあ、私にも会う権限なんかないけどね。
最上静香
……秋月さんでも無理となると、この界隈の人は絶望的かなぁ。
福田のり子
あ、でも一人ムリヤリ女神さまとコンタクトした人が……ってうぉぉぉぉ忘れてた!
最上静香
……!のり子さん、その話詳しく!
福田のり子
うわあああもうワープしないと無理だ!また店長に締められる!
最上静香
ちょっとのり子さん!待ってください!うわ速い。
秋月律子
二人とも!人がたくさん通るところで速く移動すると危ないって話だから競歩でもダメだってば!
(台詞数: 50)