木下ひなた
北海道にあるアイヌ族は、現代の料理より変わった料理が幾つかある。
秋月律子
多くは狩りで捕まえた生き物をそのまま調理する事で有名。その一部を簡単に説明しよう。
木下ひなた
【チタタㇷ゚】リスやウサギに熊等を生で食べる料理。オハウ(汁物)にしても美味しい。
木下ひなた
つみれにして食べる方が現代に向いているのかもしれない。
木下ひなた
【ラタシケプ】野草で煮物や和え物にして作る混ぜ物。
木下ひなた
自然ならではの野菜と、動物のエキス、栄養バランスも良さそうだ。
木下ひなた
お肉ばっかり食べてる人には打ってつけだべな。
秋月律子
【オハウ】動物や魚の肉、野菜などを煮込み、鍋料理にする調理法である。
秋月律子
自然の恵みがたっぷり溢れたアイヌにとっては嬉しい物に違いない。
秋月律子
アイヌって本当に変わった名前ばかりで悩まされるわね…
佐竹美奈子
ふんふん、なるほど…
秋月律子
【サヨ】言わばお粥である。山菜と一緒に食べることが多いらしい。
秋月律子
飲み会で例えるなら、〆料理でもあり、お口直しに食べることもある。
木下ひなた
これらの料理は、儀式には欠かせないものでもあり、食べるだけの目的ではない。
木下ひなた
アイヌにとって生き物や野菜は、神の恵みとして称えており、感謝の意を示しているのだ。
木下ひなた
へぇ…あたしもそこまで考えていなかったべなぁ…
秋月律子
生き物も野菜も、同じ「生きる」存在だから食べ物のありがたみが一番解っていそうね。
佐竹美奈子
なるほど!勉強させていただきました!ありがとうございます!
佐竹美奈子
これでみんなにまた食べさせる料理が増えました!まずは狩りに行かなきゃ!
秋月律子
無闇に行くようなもんじゃないのよ!!!
木下ひなた
あ、ありがとうはヒンナって言うんだべ。食べながら言うと、動物達も喜んでくれるよぉ♪
佐竹美奈子
ヒンナーーーーーーーーーッッ!!!
秋月律子
だから狩りに行くなっての!!!
(台詞数: 23)