秋月律子
………もうすぐ集合時間だけど、誰も来ないわね。
秋月律子
まぁかなり余裕を持って時間を設定したから、多少遅れても大丈夫ではあるんだけど。
秋月律子
…………あら、メール。誰からかしら。
秋月律子
新着7件…………?多いわね。
秋月律子
まずは紗代子から。
秋月律子
「乗っている地下鉄が止まってしまったので、集合時間に遅れてしまうかもしれません。」
秋月律子
「線路上のセンサーが異物の侵入を感知したそうです。地下なのに変ですよね。」
秋月律子
紗代子が遅刻なんて珍しいと思ってたけど、電車が止まっちゃったなら仕方ないわね。
秋月律子
次は雪歩からのメールね。
秋月律子
「すみません、少し遅れます。集合場所の近くまでは来たんですけど……」
秋月律子
「水色のハッピを着た男の人達が道を通せんぼしてて、集合場所に近づけないんです!」
秋月律子
「咄嗟に穴を掘ったら何かのトンネルに出たので、このまま地下を進んで行きますね。」
秋月律子
…………線路上の異物って……。
秋月律子
いや、まさか。そんな訳ないわよね。電車止めるって凄い大変なのよ?
秋月律子
えっと「とりあえず真を向かわせるから、地上に戻って待機するように!」これで良いかしら。
秋月律子
送信っと。次は翼からね。
秋月律子
「律子さん!今朋花ちゃんと一緒なんですけど、ファンの人達に変装がバレちゃいました!」
秋月律子
「今頑張って逃げてます。騎士団の人達が通せんぼしてくれてるからもうすぐ撒けるハズです!」
秋月律子
「集合にはちょっと遅れちゃうかもですけど、大目に見てくださいね〜☆」
秋月律子
元凶はアンタ達か!!
秋月律子
はぁ、雪歩が見た水色のハッピの男達って騎士団の人達だったのね。
秋月律子
…………まぁもう起こっちゃったことは仕方ないか。
秋月律子
はぁ胃が痛い………次は海美からのメールね。
秋月律子
「環の子分の猫が逃げ出したから、二人で追いかけてるの!捕まえたらすぐ行くね!」
秋月律子
…………ええと、「止めても無駄だろうから、事故にだけは気をつけるように。」っと。
秋月律子
次は亜利沙ね。
秋月律子
「ゲリラでフリーランニングしてる二人の美少女が近くに居るらしいのでリサーチしてきます!」
秋月律子
「写真だけ抑えたらすぐ集合場所に向かいます!少しの間だけお許しください!」
秋月律子
これも止めても無駄なパターンね。次は、のり子。
秋月律子
「今近くでフリーランニングの撮影してるらしいんだけど、女の子なのに凄い動きなんだって!」
秋月律子
「特にカメラの女の子が人間離れした動きらしいから、昴と一緒にちょっと見学してくるね!」
秋月律子
……事態が少しずつ大きくなっているような……。
秋月律子
次は百合子か。
秋月律子
「律子さん大変です!渋谷のビルの間を飛び回るくノ一の集団が現れたんですって!」
秋月律子
「エミリーちゃんも一緒なんですけど!もう現場にはテレビカメラが何台も来てて大変です!」
秋月律子
「なぜこの時代に忍者が現れたのか!この謎が私を呼んでいるので時間には少し遅れます!」
秋月律子
………猫が捕まりさえすれば万事解決よね。そうよね。
秋月律子
くぅ。胃が…………。
秋月律子
そしてまた新たにメール受信中か………。
秋月律子
全部で新着30件………。
秋月律子
………………………………。
秋月律子
とりあえず、一番上のあずささんから。
秋月律子
「すみません律子さん、道に迷ってしまって……。」
秋月律子
いつも通りっと。プロデューサーを派遣しましょう。
秋月律子
さて、残り29件……。
秋月律子
……………………………。
秋月律子
ふぅ。え〜っと、新規メール作成……。
秋月律子
「全員無事にたどり着けそうも無いので、集合場所を事務所に変更します。」
秋月律子
一斉送信っと。
秋月律子
………………やっぱり渋谷に集合は無謀だったかぁ。
(台詞数: 50)