秋月律子
おかしい……。
横山奈緒
律子、どないしたん?
秋月律子
ミリオンカフェの売上がね……高いのよ。
横山奈緒
へ?高いならええんと違うん?
秋月律子
アイドルがやるカフェって付加価値をつけたにしても、売上が高過ぎるのよ。
横山奈緒
あ〜……それ多分スタンプラリーのせいや。
秋月律子
スタンプラリー?そんなの聞いてないわよ?
横山奈緒
ここって千鶴や海美らがメインで、私らって曜日決めてお手伝いに来てるやん?
横山奈緒
カレンダーで予定表見てた千鶴が、
二階堂千鶴
これですわ!!
横山奈緒
って言い出してな、始めてん。
秋月律子
皆のお手伝い日と、スタンプラリーになんの関係があるのよ……?
横山奈緒
スタンプ集めると抽選に応募できてな、当たると希望したアイドルが注文持ってきてくれるんよ。
横山奈緒
お待たせしました、◯◯様♫って名前入りで。
秋月律子
な゛っ!?
横山奈緒
そんで、スタンプを押すためのメニューはランチ限定でな?
横山奈緒
美奈子がもう大喜びで鍋振っとるんやけど、材料は千鶴が商店街から格安で仕入れてきててな。
横山奈緒
これがもうめっちゃ旨いうえに、お値段格安の500円(税込)やねん!
横山奈緒
しかも千鶴、複数で来てもスタンプを1つにまとめてOKにしとってな。
横山奈緒
ファンの人がアイドル興味ない人も連れてきてくれるから、宣伝効果も上々で……。
横山奈緒
ミリオンカフェの売上は右肩上がりっちゅーことや♫
秋月律子
それだけ効果があるなら、なんでディナーはやらないのかしら……?
横山奈緒
夜までやると、美奈子の負担がデカ過ぎるからって言うとったで。
横山奈緒
あと抽選数が増えると桃子や育らが遅まで働かなアカンようになるからっちゅーとったな。
二階堂千鶴
後は単純に材料費の問題ですわね。余り物をさばくにはランチくらいが丁度なんですわ。
秋月律子
あら千鶴。お店、頑張ってるみたいじゃない。
二階堂千鶴
ええ、商店街の方々にも喜んでもらえて、私も感無量ですわ!
二階堂千鶴
プロデューサーから任されたお店ですから、しっかり利益を出さなくてはなりませんものね。
秋月律子
でも千鶴。これじゃあランチ以外の売上は下がっちゃうんじゃないの?
二階堂千鶴
ご心配なく、今の時間は……
横山奈緒
よっしゃ〜!今日のBGMはこの奈緒ちゃんが担当するで〜!しっかり聞いていってな〜!
二階堂千鶴
…………というわけですわ。
秋月律子
……なるほどね。
二階堂千鶴
静かにコーヒーを楽しみたいお客様には申し訳ないのですけれど……。
二階堂千鶴
そういったお客様用に、モーニングの時間帯は星梨花や伊織に演奏してもらっていますわ。
秋月律子
アンタいつの間にそこまでの経営学を身につけたのよ……。
二階堂千鶴
おーほっほっほっ!私が学んだ帝王学の中では初歩の初歩ですわ!
二階堂千鶴
……と、申し上げたいのですが、あいにくまだ完璧ではございませんの。
二階堂千鶴
……まだ、765プロのブレインの意見を伺っておりませんから。
秋月律子
ふっふっふっふ…………。
二階堂千鶴
ふふ、ふふふふふ……。
秋月律子
あ〜はっはっはっはっは!
二階堂千鶴
おーほっほっほっほっ!!
横山奈緒
……わ〜るい顔しとんな〜…。
(台詞数: 44)