秋月律子
──。【スヤスヤ】
秋月律子
…ん。【モゾッ】
秋月律子
……あれ、ここはどこかしら?
秋月律子
ええと…撮影が終わって、プロデューサーに許しをもらってちょっと散歩に出て…。
秋月律子
手頃な木の陰があったから、小説でも読もうかと取り出して…。
秋月律子
…もしかして私、寝てた?
秋月律子
大変!早く皆の所に戻らないと…!
秋月律子
大変!早く皆の所に戻らないと…!【パサッ】
秋月律子
何か掛けてあったみたいね。これはスーツ…よね?しかも見覚えがあるわ。
秋月律子
プロデューサーのスーツよね、これ。
秋月律子
と言うことは、プロデューサーが近くにいるの?もしくは近くにいた?
秋月律子
プロデューサー!近くにいるんですか?プロデューサー?
秋月律子
プロデュ…っ!?
秋月律子
【スゥ…スゥ…】寝てる…。私が寝てた木の間反対側にいたんですね。
秋月律子
きっと、寝てる私を見つけて、私が起きるまで待っていようとしてたのよね。
秋月律子
書きかけの手帳が近くに転がってる。ふふ、私と似たような寝方してるわね。
秋月律子
頭に紅葉の葉っぱなんて乗っけちゃって。【ヒョイッ】
秋月律子
あ、起こしちゃいましたか?おはようございます、プロデューサー。
秋月律子
すみませんプロデューサー。私、こんな所で眠っちゃってたみたいですね。
秋月律子
わざわざ探しに来て下さったんですね。その後眠っちゃってたみたいですけど。ふふっ♪
秋月律子
これじゃお互い、美希や美也に強く言えないですね。
秋月律子
あ…プロデューサー、スーツありがとうございました。暖かかったですよ。
秋月律子
…え?珍しい物が見れたから気にしなくていい?珍しい物って何ですか?
秋月律子
…私の寝顔?そっか、寝てたならバッチリ見られててもおかしくないですよね…。
秋月律子
それなら私だって、頭に紅葉の葉っぱ乗っけたプロデューサーの寝顔見ちゃいましたからね!
秋月律子
恥ずかしいのはおあいこですよ!私だって恥ずかしかったんですよ!!
秋月律子
…………。
秋月律子
…ふふっ♪何しょうもない事で意地を張り合ってるんでしょうね。
秋月律子
あんな所で寝ちゃうなんて、プロデューサーも相当疲れてたんでしょうね。
秋月律子
いつもいつも、世話のやける私達のプロデュース、ありがとうございます♪
秋月律子
皆の所に戻りましょう、プロデューサー。帰りが遅くなると皆に根掘り葉掘り訊かれますよ?
秋月律子
…若干手遅れな感もありますけどね。美希や莉緒さんは絶対に何か言うと思いますし。
秋月律子
…え、この紅葉ですか?何となく持って来ちゃいましたけど…。
秋月律子
そうですね…押し花みたいにして栞を作っちゃいましょうか。ちょっとした思い出になりますし。
秋月律子
季節感溢れる栞なんて素敵だと思いませんか、プロデューサー殿♪
(台詞数: 35)