箱崎星梨花
~Before~
箱崎星梨花
...わたし達は学年全体でハイキングを満喫していました
箱崎星梨花
...風穴や氷穴を巡って、富士の自然を堪能していたんです!
箱崎星梨花
...りっちゃん先生とクラスの子達が先導をしてくれていたので
箱崎星梨花
...わたし達は気楽にそれについていくだけでした
箱崎星梨花
...???「鬼軍曹率いるクラスの鬼の行軍しょ~♪ごー♪ごー♪れっつごー♪」
箱崎星梨花
...前方の列からは騒いでいる亜美ちゃんの声が聞こえてきます。楽しそうです!
箱崎星梨花
...あれは、お昼休憩が終わってからの出来事でした
箱崎星梨花
...どうやら翼さんと杏奈ちゃんはまだ体調が良くなかったみたいで・・・
箱崎星梨花
エミリー「あの、もう少しだけ、二人を休ませてもらえませんか?」
箱崎星梨花
...エミリーがあずさ先生にそう嘆願していました
三浦あずさ
あらあら、そうねぇ・・・
箱崎星梨花
...翼さんと杏奈ちゃんの浮かない顔を見ると、あずさ先生は二つ返事で・・・
三浦あずさ
わかりました、休憩時間を増やしてもらって、わたし達だけ遅れていけるか聞いてみます
箱崎星梨花
エミリー・可奈「ありがとうございます」
箱崎星梨花
二人共大丈夫ですか!?
箱崎星梨花
翼・杏奈「うん、なんかごめんね」
箱崎星梨花
いえ、あまり無理はしないでくださいね
秋月律子
志保「二人とも、自業自得なんじゃないの?これに懲りて少しは反省しなさいよ」
箱崎星梨花
翼「うぅ・・・」
箱崎星梨花
可奈「志保ちゃんっ!!言いすぎだよ!!!」
秋月律子
志保「ご、ごめん」
三浦あずさ
エミリーちゃ~ん!
秋月律子
静香「あずさ先生が来たわね」
三浦あずさ
律子さんに許可、もらってきました、遅れてくる分には構わないって言ってましたよ~
三浦あずさ
ただし、条件を付けられちゃいました
三浦あずさ
引率の先生を一人必ず付けること、それと連帯責任だから班の人達も一緒にくること、だそうです
三浦あずさ
同じ班の可奈ちゃんとエミリーちゃんもそれで構わないかしら?
箱崎星梨花
エミリー・可奈「はい!」
秋月律子
志保「ちょ、ちょっと待ってください、本当に大丈夫ですか?」
秋月律子
静香「まぁ、たしかにあずさ先生だけってのは,逆に私達が心配です」
箱崎星梨花
わたしたちも一緒じゃダメなんですか?
三浦あずさ
ダメです!星梨花ちゃん達は引き続き、クラスの皆さんと一緒に・・・
三浦あずさ
律子さんのクラスの列についていってください
三浦あずさ
大丈夫ですよ、わたしが必ず、無事に連れて行きますから
三浦あずさ
だって、わたし、皆さんの先生ですから、だから信じてください
秋月律子
静香「わかりました、あずさ先生がそこまで言うのなら信じます!」
三浦あずさ
それに・・・まっすぐいくだけですから///
箱崎星梨花
エミリー、先で待っていますね!
箱崎星梨花
エミリー「はい、必ず追いつきますから、星梨花は安心して待っていてください」
箱崎星梨花
あの・・・別れる前に、ハグしてもいいですか?
箱崎星梨花
エミリー「はい、どうぞ!」
箱崎星梨花
ぎゅっ~!!
秋月律子
静香(あれ、おかしいな・・・なんだか今生の別れを見ている気が・・・)
箱崎星梨花
___________1時間後____________
秋月律子
おそいわね~・・・あずささん達、とっくについていてもいい頃なのに・・・
三浦あずさ
やよい「うぅ・・・電話はかけてみたんですか~!?」
秋月律子
ええ、三回ほどかけたけど、全く出ないのよ・・・
箱崎星梨花
未来「それって・・・電波が届かない所にいるんじゃ・・・」
秋月律子
そうね~・・・ってもしかして・・・遭難!?
(台詞数: 50)