望月杏奈
っ!また…
周防桃子
アンナお姉ちゃん…今のって…
望月杏奈
うん…次元穴…
秋月律子
あいたたたた…
秋月律子
もう、なんなのよ一体…
秋月律子
………森?
望月杏奈
また…迷い人…
望月杏奈
やっぱり何か…おかしい…
秋月律子
とりあえず、状況の整理からね…
秋月律子
事務所で仕事してて、休憩がてら、外の空気を吸いに行ったら…
秋月律子
あの、変な穴…よね…原因は
周防桃子
あの〜
秋月律子
桃子⁉︎
周防桃子
あ、多分違うモモコです。
秋月律子
パラレルワールドって奴?まさか自分が体験するとは…
望月杏奈
話が早くて…助かる…です。
秋月律子
てことは、あなたも別の杏奈なわけね。
望月杏奈
そう…ですね…
秋月律子
分かったわ。とりあえずの状況は理解した。元の世界に戻る方法はあるの?
周防桃子
今は…アンナお姉ちゃん…お願い
望月杏奈
うん。えと…次元穴…っていう穴が…次元と次元をつなぐんだけど…
秋月律子
あの穴ね…きっと
望月杏奈
今は…ちょっと見つからない…かな…
周防桃子
そんな!移動することはあってもこんな短時間で次元穴が消えるなんて‼︎
望月杏奈
やっぱり…世界が…というより、「全」世界が…おかしくなってる…
秋月律子
つまり今は帰れないってこと?
望月杏奈
そう…なりますね…
秋月律子
なら、今私ができることは?
周防桃子
え?もっと慌てたりしないの⁉︎
秋月律子
慌てても何にもならないわ。結局いつでも自分ができる最善を尽くすだけなのよ。
秋月律子
(ま、心の中は大慌てだけどね…)
望月杏奈
じゃあ…えっと…
秋月律子
律子よ。秋月律子。
望月杏奈
律子さんの…いた世界のことを…教えてください…
秋月律子
そんなんでいいの?
望月杏奈
今は…少しでも多くの世界のことを…知らないと…
秋月律子
分かったわ。できる限り詳しく教える。
秋月律子
けど、こういうことは排除されてた世界だからどれだけ役に立つか…
望月杏奈
なんでもいいので…教えてください…
秋月律子
分かったわ。まず…
周防桃子
アンナお姉ちゃん。私はまた水面鏡見てくるね。
望月杏奈
映りそう?
周防桃子
分かんないけど…必要でしょ?
望月杏奈
よろしく…ね
(台詞数: 44)