音無小鳥
(3年前)この伝票の山は処理したから次はレッスンスタジオへの書類を作って……
音無小鳥
社長『小鳥くん、苦労しているみたいだね』
音無小鳥
ええ、やはりアイドルをデビューさせる準備って大変ですね、一人では手が回りません……
音無小鳥
社長『そう思ってバイトの事務員を雇う事にしたんだよ、秋月律子君だ』
秋月律子
今日からここでお世話になる秋月律子です、ご指導ご鞭撻よろしくお願いしますね!
音無小鳥
あ、はい、よろしくお願いします……ところで社長、バイトなんていつ募集を……?
音無小鳥
社長『律子君は人が足りなさそうな芸能事務所を探してここに辿り着いたそうだ』
秋月律子
私、将来芸能事務所を立ち上げたいと思ってるんです!で、業界を知る為にここの門を叩きました!
音無小鳥
社長『その熱意と情熱に免じて特別に採用する事にしたんだよ』
音無小鳥
なるほど……やる気のある方なら歓迎ですよ、よろしくお願いします!
秋月律子
こちらこそ、よろしくお願いします!
秋月律子
(その日の夕方)それでは、お先に失礼します、また明日もよろしくお願いします!
音無小鳥
はい、お疲れ様でした……いやー、まだ高校生なのに凄く優秀ですね!これは助かります。
音無小鳥
社長『うーむ、クール系で攻めるか可愛い系で攻めるか……』
音無小鳥
社長?ブツブツ呟いてどうされました?
音無小鳥
社長『いや、律子君をどう言う方向でデビューさせるか考えていたんだよ!』
音無小鳥
えっ?事務員として雇ったんじゃ無いんですか?
音無小鳥
社長『そのつもりだったがね、彼女を見ると事務員にしておくのが勿体無く思ってね……』
音無小鳥
まあ、確かに魅力的な子だとは思いますけど事務の負担は……
音無小鳥
社長『とりあえず事務員とアイドルの兼任だな、売れてきたらまた補充しよう』
音無小鳥
そうですか……それではアイドル候補生に一名追加っと……
音無小鳥
(1年前)なーんて事を言われたのに律子さんがブレイクしても補充無し…労基に訴えようかしら?
秋月律子
まぁまぁ、やっと追加の事務員の面接が出来たんですから良いじゃ無いですか?
音無小鳥
それもそうですね……律子さんは誰が良いと思いましたか?
秋月律子
んー……やっぱり馬場このみさんですかね?コミュ能力が高そうだし事務経験もあり……
音無小鳥
ふふっ、私もそう思ってたんですよ、今回の面接者では頭一つ抜けてましたね!
秋月律子
ええ、身長は頭一つ以上低かったですけどね……これはほぼ内定でしょうね。
音無小鳥
本当、馬場さんが入ってくれたら一人で劇場の事務処理まで任される苦行から解放されて……
音無小鳥
社長『うーむ、見た目通りのキュート系かギャップを活かしたアダルト系か……』
秋月律子
あの……社長?
音無小鳥
社長『いや、このみ君をどのようにプロデュースするか考えていたのだよ……』
音無小鳥
プロデュースって……馬場さんは事務員での採用では……!
音無小鳥
社長『あの容姿と美声、そしてあのキャラは事務員にしておくには惜しいと思ってね……』
秋月律子
いや、確かに候補生ならとは少し思いましたけど小鳥さんの負担は……
音無小鳥
社長『とりあえずは事務員と兼任で劇場が軌道に乗ったらまた追加人員を用意するよ。』
音無小鳥
えーっと……はい、なるべく早急に補充をお願いします……
音無小鳥
(現在)なーんて言われて一年経つのに音沙汰無し!もうストライキしてやろうかしら!
馬場このみ
ダメよ小鳥ちゃん!今ストライキなんてされたら事務所が機能停止しちゃうから!
音無小鳥
流石に冗談ですよ、業務の流れを全部把握してるは私だけですしね……
秋月律子
本当、こうなる前に後継者を作るべきだったんでしょうけど……
馬場このみ
私も律子ちゃんもアイドル活動が忙しくてほとんど手伝えないって言うね……
音無小鳥
社長『そう思って追加の事務員を募集する事にしたよ!何か希望は……』
音無小鳥
30代後半から40代以上の方でお願いします!既婚者かつ子持ちだと尚良しです!
音無小鳥
社長『へっ?年上の後輩だとやりにくいだろうから若い子を取ろうと思っていたが……』
音無小鳥
社長は若い子を見ると手当たり次第アイドルにするじゃないですか!
音無小鳥
社長『いや、いくらなんでもそんな事は……』
秋月律子
へー……ところで、私は何として採用されたんでしたっけ?
馬場このみ
私も、アイドル候補生として履歴書を送った覚えは無いんですけどねー……
音無小鳥
社長『ぐっ、言われてみれば確かに……』
音無小鳥
だから経験豊富な方を入れて下さい!そしてアイドルに引き抜かないで下さい!
(台詞数: 50)