音無小鳥
しゃららら〜 素敵にキッス〜♪ しゃららら〜 素直にキッス〜♪
音無小鳥
今日は特別スペシャルデ〜♪ 一年一度のチャンス〜♪
音無小鳥
(省略)
音無小鳥
バレンタインデーキッス♪
音無小鳥
バレンタインデーキッス♪ バレンタインデーキッス♪
音無小鳥
バレンタインデーキッス♪ バレンタインデーキッス♪ バレンタインデーキッス♪
音無小鳥
リボンを〜かけ〜て〜♪
音無小鳥
私にはホワイトチョコを
音無小鳥
私にはホワイトチョコを か・
音無小鳥
私にはホワイトチョコを か・け・
音無小鳥
私にはホワイトチョコを か・け・て❤️
音無小鳥
な〜んて!デュフフ……!
秋月律子
なに訳わかんないこと言ってんですか……。
音無小鳥
あ、律子さん。えっと今のホワイトチョコは実は比喩表現で……
秋月律子
そんなこと聞いてないですよ!!!
音無小鳥
今日はバレンタインデーですし、気分だけでも……ねっ!
秋月律子
世間はバレンタインでも、まずはやることやってからにしてくださいね?
音無小鳥
律子さんはテンション上がらないんですか!?バレンタインですよ!
音無小鳥
バレンタインデー……それは女性が好きな男性にチョコ(ラヴ)を渡す日……。
音無小鳥
そう!その日は世の女性にとっては特別な日なのよ!
音無小鳥
学生なら同じクラスの片思いの男の子にチョコを渡すため、一週間も前から準備するのよ。当日は朝
音無小鳥
早く起きて、誰より早く教室に向かい、好きな男の子の机の中に手作りチョコを忍ばせようとする…
音無小鳥
でも入れる直前に気づくのよ!もしこのチョコが私のだってバレたら、クラスの笑いものになってし
音無小鳥
まう……そう思い、自分のカバンに戻すの。そうこうしてるうちに、クラスのみんながやって来た。
音無小鳥
クラス委員の女の子が教室に入るなり、袋から取り出した義理チョコをクラスの男子に配り出した。
音無小鳥
その中には片思いの男の子もいる。横目で見ながら冷静を装っていたけど、内心はもうドキドキ!そ
音無小鳥
して放課後、帰り支度をする男の子を引き止めて、女の子はついに言葉を発する。
音無小鳥
「あ、後で校舎裏に来てください……!」
音無小鳥
寒空の下、自分は校舎裏で男の子を待つ。
音無小鳥
どれくらい経っただろうか、こういうときの時間はほんのわずかでも何時間にも感じるものね。
音無小鳥
辺りは暗くなり、部活動の生徒の声も小さくなってきた。「やっぱり……」女の子はそう思い、帰ろ
音無小鳥
うと歩き始めたその時!ついに男の子が来たのだ!待っていた女の子は男の子に目をやり、一瞬だけ
音無小鳥
間が空く。そして女の子はわずかな勇気を振り絞り、恥ずかしがりながら
音無小鳥
「これ、私の気持ちです……///」
音無小鳥
男の子は黙ってそれを受け取る。女の子は下を向きながら後ろを向いたその時!男の子は女の子の手
音無小鳥
を握り、自分の方に振り向かせる!そして女の子を抱きしめ、小声でこう言うの!
音無小鳥
「じ、実は、ずっと前から俺も、お前のことが……」
音無小鳥
むっはーーー!!!!!
音無小鳥
律子さん、これがバレンタインデーですよ!
音無小鳥
はぁ……はぁ……
秋月律子
……ま、満足頂けたでしょうか……?
音無小鳥
とっても!(ほっこり)
秋月律子
ちなみに、小鳥さんの学生時代に、そんなことはあったんですか?
音無小鳥
なかったから妄想するんですよ!!! (血涙)
秋月律子
すいません……。
音無小鳥
というわけで、律子さんも頑張ってくださいね。
秋月律子
何がですか?
音無小鳥
入ってるんでしょ、カバンの中にプロデューサーさんに渡すチョコが。
秋月律子
な、なんで知ってるんですかー///
(台詞数: 49)