七尾百合子
律子さん律子さん!聞いてほしいことがあるんです!
秋月律子
そんなに大声出さなくても聞こえてるわよ。それで、聞いてほしいことって何かしら?
七尾百合子
私、時を止めれることに気が付きました!
秋月律子
はいはい。
七尾百合子
ちょっと!真面目に聞いてください!
秋月律子
ああもう、わかったわよ。具体的にどうゆうことなの?
七尾百合子
今言った通り、時を止めれるんですよ!わずかな時間てすが!
七尾百合子
あのですね、さっき本を読んでいた時なんですが、おもむろに時計を見たんです。
七尾百合子
そしたらですね!秒針が止まっていたんですよ!
七尾百合子
どうですか!?すごくないですか!?
秋月律子
秒針ってことはアナログ時計よね?てことはその瞬間だけズレが生じたんじゃない?
七尾百合子
はぁ〜……そんなことだったらこんなに騒ぎませんよ……。
秋月律子
(うざっ……)
七尾百合子
この現象は何度も確認してるんです!
七尾百合子
こうやって一定時間本を読んで……
七尾百合子
こうやって一定時間本を読んで……時計を見ると……(チラッ
七尾百合子
ほら!止まりました!ほんのわずかですけど!
秋月律子
いや、私に言われてもわかんないわよ……。
七尾百合子
何でですか!?
秋月律子
仮に本当に百合子が時を止めてるとしたら、それを実感できるのは百合子だけじゃないの?
七尾百合子
な、なるほど……。
秋月律子
確認のために聞くけど、それって本を読んでからじゃないとできないの?
七尾百合子
そ、そうですね、今のところそれででしか確認できていませんね。
秋月律子
あーなんだったかな〜、たしか同じような現象が証明されてたと思ったんだけど……
七尾百合子
ふっ……きっと私の中の時魔導士としての才能が目覚めたんですよ!
七尾百合子
律子さん、今度から私のことを【クロノ・トリガー】と呼んでもいいんですよ?
秋月律子
たしか眼球運動がどうのこうのだったはず……ネットで調べてみようかしら?
秋月律子
えっと……
七尾百合子
世界 ー ザ・ワールドー !! 時よ止まれッ!!!
秋月律子
ちょっと静かになさい!
秋月律子
『眼球運動』
秋月律子
『眼球運動』→『サッカード』
秋月律子
『眼球運動』→『サッカード』→『クロノスタシス』 あった、これよ!
秋月律子
百合子、それは『クロノスタシス』という現象で、脳が引き起こす錯覚よ。
秋月律子
眼球がサッカード運動をする時、時間の認識がわずかに後ろに伸びて……
秋月律子
その結果、脳は実際よりもわずかに長い間時計を見ていたと認識して……
秋月律子
秒針が一秒以上固まったという錯覚を生むの。詳しくは自分で調べてね。
秋月律子
ふぅ、スッキリしたー!
七尾百合子
……………。
秋月律子
どうしたの百合子?
七尾百合子
どうしたそんな夢のないことを言うんですかーーー!!!(ぶわっ
七尾百合子
せっかく、せっかく私が……時を……ぐすっ(泣)
秋月律子
え、えっと夢を壊したことは謝るわ。でも物事には何かしら理由があるわけで……
七尾百合子
あれですか!?律子さんは【イマジンブレイカー】なんですか!?
秋月律子
いや【プロデューサー】ですけど……。
七尾百合子
上手いこと言ったつもりですか!?
(台詞数: 46)