幸せのレシピ 八品目
BGM
自分REST@RT
脚本家
ちゃん@春の日
投稿日時
2014-09-26 21:11:16

脚本家コメント
次回最終回
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秋月律子
P…その日の夜は社長の誘いで、俺と音無さん、律子の四人で居酒屋にきていた。
秋月律子
P…といっても律子は飲めないから、律子は介抱係なのだろう
秋月律子
P…事務的な話をしていたのだが、お酒の席のこともあってか、社長が急に語りだした
音無小鳥
社長「君ぃ、君は誰かを愛したことはあるかね?」
秋月律子
P「そ、それは」
秋月律子
P…真っ先に美奈子の事が浮かんだが、社長の手前、それを言い出すことはできなかった
秋月律子
P…といっても高木社長には全てお見通しなのだろう
音無小鳥
社長「私はあるよ、あれは私がちょうど君くらいの時だ、私が黒井とPをしてたときなんだが」
音無小鳥
社長「その日は黒井と共に大事な仕事の打ち合わせがあったんだが」
音無小鳥
社長「打ち合わせまで時間があったから、黒井といきつけのバーで時間を潰してたんだよ」
音無小鳥
社長「そこへ一人の女性が入ってきた、彼女を見たとき私はティンときてね」
音無小鳥
社長「私は結局打ち合わせには行かずに私の未来の妻と飲み明かしたよ」
秋月律子
P「行かなかったんですか?、よく黒井社長が許しましたね」
音無小鳥
社長「きっと黒井も納得してくれたんだろう」
秋月律子
P「でも社長は一体なんて言ったんですか?」
音無小鳥
社長「テーブルに置いた資料を押しやって、『悪いが女を見極めたい』ってだな」
秋月律子
P「『女を見極めたい』、それだけ言って?」
音無小鳥
社長「本心さ」
秋月律子
P「黒井社長怒らなかったんですか?」
音無小鳥
社長「どうだろうねぇ…私の目が真剣だったからだろう」
秋月律子
P「嘘ですよね?」
音無小鳥
社長「全部本当だ、そうでなければ三十年前に会った女性にあの時話しかければと後悔してるさ」
音無小鳥
社長「だからきみぃ、そういう相手がもしいるなら、後悔しないようにだなぁ…ヒィック」
秋月律子
社長、お酒飲み過ぎですよ!それにP殿も、明日大事な打ち合わせがあるんですから!
秋月律子
二日酔いとかやめてくださいよ!
秋月律子
P…このあとも暫く話をして解散となった、高木社長は俺の背中を押してくれてる、そんな気がした
秋月律子
~翌朝~
秋月律子
P…俺が社長室に入ると、そこには社長と律子がいた
秋月律子
P…俺は打ち合わせにつかうはずの資料を律子に渡した
秋月律子
プ、プロデューサー?
秋月律子
P「悪いが女を見極めたい」
音無小鳥
社長「そうかね、行ってきたまえ」
秋月律子
P…俺は事務所を飛び出した
音無小鳥
社長「まったく…私の台詞を盗みおって」
秋月律子
P…俺は美奈子のもとへ向かった

(台詞数: 35)