北沢志保
今晩は、報道ドキュメンタリー、リポーターの北沢です。悪を、葬る。
北沢志保
ここから緊急特番として、あのプラチナスターライブの各シーズンユニットを追跡します。先ずは…
我那覇響
ねえ律子、このPCの画面に出てる、プロデューサー親愛度ってなんだ?
秋月律子
えっ、画面?わあぁぁっ!!ちょっ、ダメっ!!!
我那覇響
うぎゃああっ、自分、親愛度53万だって!53万!どうしたらいいんだ!?
北沢志保
え、ええと、お取り込み中恐縮です。報道特番から参りました北沢です。葬る。
我那覇響
律子、自分、53万だなんて…。
秋月律子
ちょっと!しっ!響、身内とはいえ取材が入ってるんだからそういう情報を読み上げないで!ええと
北沢志保
よろしくお願いします。ところで、いまおっしゃっていた、プロデューサーの、しん…何ですか?
秋月律子
な、何でもない!しん…そう申請書!プロデュースの申請書が53万ペー…とにかくもう大変なの!
北沢志保
はあ…それはさておき、単刀直入に。レジェンドデイズの先輩方に、不正の嫌疑が掛かっています。
北沢志保
まずこれを聴いてください。6月に中野で開いたライブの幕間をたまたま収録していた音源です。
秋月律子
音声「とにかく、あの子達が参っちゃってるのは、確かだと思うんです…」
秋月律子
音声「プロデューサー、私達にできること、何かありませんか?」
北沢志保
音声「乙女ストームを、「「「「「乗っ取る!」」」」」
北沢志保
この、最後の複数人からの発言が、誰の口からのものかは、今のところ判明していません。
北沢志保
が、これらの人物は、先輩方と一緒にいた筈です。そして次のテープは匿名メンバーの証言です。
北沢志保
「ええっ、質問ですかあ?あぅ～、今日はこれからタイムセールが…」(音声を変えています)
北沢志保
「ほんと?一緒に行ってくれると1名様1パックの卵がもう1コ買えます～♪」(音声を変えていm
北沢志保
「今晩、志保ちゃんがうちに来てくれたら、弟達も喜ぶかなぁ～って。えへへ♪ 」(音声を変えt
我那覇響
なんだ、志保も水臭いぞ。声を掛けてくれたら自分も卵、並んださー。
北沢志保
匿・名・で・す・か・ら・!(音声を変えたと言ったな、あれは嘘だ)
秋月律子
ちょっと、待ちなさい。いくらなんでも私達が未来や瑞希達のことをそんな…
北沢志保
未来達は、先輩達のことをッ!信じていましたッ!
我那覇響
自分だって、乙女ストームのことを信じてるぞ!でもね?志保、
我那覇響
ステージの上では、まさか、あり得ないってことが起こる。それがライブだぞ。
我那覇響
そんな時でも、お客さんに笑顔で帰ってもらえなきゃ、アイドルとして失格なんだ。
北沢志保
だからって…ッ!
我那覇響
だから、自分達、必死で…
北沢志保
純粋な未来達の…ッ!
我那覇響
未来達を守るため物真似をがんばって…
北沢志保
そんな、酷い!物真似なんて………って、ハイ?
我那覇響
未来の物真似は自分前から割と得意だったからな。あと杏奈は小声で途切れ途切れでいけば何とか。
北沢志保
いや…響さん?
我那覇響
瑞希は、抑揚を控えめにして、最後にひと言ネタを挟む感じだぞ♪
北沢志保
自信満々に言われても。
我那覇響
翼は簡単で、当て身を食らわせてロングのウィッグ被せて寝かしとば、美希が寝てるって思う分には
北沢志保
それストーップ!禁句!それアカンやーつです!
北沢志保
いまやっと酷い話が聞けてちょっとホッとしてる自分がいることに内心忸怩たるものがありますが。
我那覇響
自分としては、誰が欠けても代役ができれば最低限ステージはできるって意味で、悪意はなくて…
北沢志保
あーもう、わかりました!では、今回の件はそういうことで……いや、あれ?
我那覇響
ん?どうかしたか?
北沢志保
もうひとりいますよね?どうしたんです?
我那覇響
いや……百合子とは、ラノベの好みの方向性がちょっと合わなくて
北沢志保
誰がバンドの解散について語れって言いましたか!物真似はどうしたのかと訊いてるんです。
我那覇響
百合子は………律子の担当だぞ。
北沢志保
……えっ?
秋月律子
聴いてくれる?アイドル秋月律子が貴女に贈る、渾身の百合子芸を(音声を変えずにお送りします)
北沢志保
そっそろそろお時間となりましたので、ここで緊急特番、アイドルものまね日本一を終わります!
北沢志保
スタジオにお返しします次はお楽しみ乙女ストームが登場ですから早く切替…ちょ律子さんマイク返
(台詞数: 50)