ラジオ・ゆりつこ談話室。第3回
BGM
透明なプロローグ
脚本家
イッパイアッテサ
投稿日時
2014-06-27 00:47:48

脚本家コメント
ラジオ・ゆりつこ談話室は、律子と百合子をパーソナリティとした、ラジオ番組仕立てのドラマです。今回は、プロデューサーたる私自身が考案してみた、イベント案の話です。

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秋月律子
今夜も始まりました。ラジオ・ゆりつこ談話室。パーソナリティは、秋月律子と。
七尾百合子
ご機嫌麗しゅう。七尾式部でございます。
秋月律子
いきなりの衣装ネタね。着付けるの大変だったでしょうに。
七尾百合子
いえむしろ、着付けてからブースに入るのが大変でした。流石に活動的な衣装ではないです。
秋月律子
どうでもいいけど、七尾式部って、「九尾の狐」、玉藻前みたいね。
七尾百合子
律子さんもそう思いますか!?私も同じ事、考えてたんです。
七尾百合子
唐土・天竺で災いを巻き起こし、ついにこの本朝に忍び入った玉藻前。
七尾百合子
生まれつきの魔力と魔性のため、己の意思と関わらず災厄を引き連れる、悲しい存在。
七尾百合子
今までは、法力高き高僧・陰陽師に追い立てられていたのに、今迫るのは、異能無き男達。
七尾百合子
ああ、三浦介・上総介。貴方達は人間のまま私に向かうの?貴方達の力の源は、何なの?
七尾百合子
それが人の強さなら、私を討って、この永遠の悲しみから解放して……
秋月律子
はいはい。妄想モードはそこまで。今日は、百合子が新イベントの案を持ってきたんでしょ!
七尾百合子
……はう。またやってしまいました。気を取り直しまして……
七尾百合子
西洋の童話、中国の三国志演義をモチーフにしたイベントがありましたので、次は日本文学かと。
秋月律子
その衣装からすると、平家物語とか?プロデューサーが源平に分かれ、ポイント勝負するとか?
七尾百合子
いえ。平家ではなく源氏です。女流作家による王朝長編恋愛絵巻、源氏物語。
秋月律子
なるほど。女性が多く出る、華やかな作品ね。ということは、ドラマ仕立てのチョコマラソンね。
七尾百合子
そうです。ただ「チョコ」は時代にそぐわないので、「最上の文」とかのアイテムに替えたいです。
七尾百合子
源氏の君には、昴ちゃんを推します。中性的な服やユニフォーム姿ではなく、男装も合うと思うので
秋月律子
昴本人は不本意かもしれないけど、男装も挑戦する価値があると思うわ。
七尾百合子
ただ、幼少の頃見出される紫の上に、あえてエミリーちゃんを当てたいので……
七尾百合子
SRカードが、二枚ともDanceになっちゃいそうなんです。そこが悩みどころで……
秋月律子
その辺りは、イベントが決まってから調整することよ。百合子は自分で参加しないの?
七尾百合子
発案者特権で、紫式部その人を、できればレアドロ枠でやりたいです。
秋月律子
結構ねじ込んできたわね……
七尾百合子
あ、律子さんも、六条御息所の役で出演してほしいんです。
秋月律子
気性の激しい役ね。私には珍しい配役だから、それも楽しそう……
秋月律子
……
秋月律子
百合子、それ能の『葵上』をイメージしたでしょ!
七尾百合子
ええと……般若は美人の顔なんですよ。
秋月律子
いい加減にしなさ~い!
七尾百合子
律子さん、般若の面とハリセン装備で走るのは、『ぷちます!』だけにしてください~。

(台詞数: 32)