天海春香
千早ちゃん、今度の週末にね。プロデューサーさんとお買い物に行くことになったんだ!
如月千早
それはそれは良かったわね。
天海春香
それでね。お弁当を作っていこうかなー、なんて思ってるんだけど、どう思う?
如月千早
極めて妙案だと思うわ。春香のつくるもの、美味しいしね。
音無小鳥
(あら、二人で恋バナかしら、青春ね)
天海春香
でも……何をつくっていけば良いか迷っちゃって……一応候補はあるんだけど。
如月千早
春香の料理は何でも美味しいわよ。何を作ろうとしてるの?
天海春香
みょうが。
如月千早
それは……
天海春香
やっぱり……ダメかな?
如月千早
いいえ春香、とても傾いてるわ。それでいきましょう。
音無小鳥
(うんうん、眼福ってやつね。仕事の疲れを癒してくれるのはやっぱりこの二人ね)
天海春香
あ、でもどうしよう。もしプロデューサーさんがみょうが苦手だったら……
如月千早
春香の作ったものを断るなら流石に奈落にでも堕ちた方がいいと思うけれど、確かに心配ね。
音無小鳥
そう言うことなら私に任せてちょうだい!
如月千早
あ、音無さん。いつからここへ?
音無小鳥
えーと、ちょうど廃藩置県があった年だから……
音無小鳥
って!流石にそこまでおばさんじゃありません!
如月千早
そのネタ振りからノリツッコミまでセルフで行う行程を見て私たちは何を得たらいいんですか。
音無小鳥
あの鈍いプロデューサーさんの事だから、ふとした事から春香ちゃんを傷つけ兼ねないわ!
音無小鳥
というわけで、デートに行く前にシミュレーションをしておきましょう。
天海春香
シミュレーション?一体どうするんですか?プロデューサーさん居ないのに……
音無小鳥
心配ナッシングよ。この道半年以上の経験を持つ私がプロデューサーさんの代理を担うわ。
天海春香
え、そんなことまでしてもらっていいんですか?
如月千早
音無さん……仕事中では?
音無小鳥
いざとなったら一日かけて作ったデータを誤って消したことにするから気兼ねしなくていいわ。
音無小鳥
というわけで春香ちゃん、デートよ!デート!
天海春香
あ、でもなんだかいきなりは恥ずかしいな……
天海春香
あ、そうだ!千早ちゃん私の代理やってよ!
如月千早
荷が重いわ。
音無小鳥
そうよ春香ちゃん。流石に意味わからないというか、千早ちゃんが春香ちゃんみたいに振る舞うな…
音無小鳥
……
音無小鳥
でもそうするしか無さそうね。
天海春香
そうだよ!私のことを一から三まで知り尽くしている千早ちゃんが私役に適任だよ!
如月千早
二人がそこまで言うなら……分かりました。春香の大役、お引き受けします。
音無小鳥
さて、始める前に設定を教えて。どこで待ち合わせしてるの?
天海春香
私の家まで迎えに来てくれるんです!「春香の家は遠いから大変だろ?」って!
音無小鳥
流石プロデューサーさん、頼りになるわね。
天海春香
電車で。
音無小鳥
何しに来たのよ。
如月千早
プロデューサーは粋ね。何を買いに行くの?
天海春香
消ゴムのカスを集める奴が欲しいんだって。
音無小鳥
そう、プロデューサーさんの買い物なのね。
音無小鳥
春香ちゃん、さしもの私もプロデューサーさんとのお付き合いを考え直した方が良いと思うわ。
天海春香
その後お弁当食べて…あ、夜はプロデューサーさんオススメのレバニランを頂く予定です!
如月千早
レバニラ炒め?何イタリアンみたいに言ってるのよ。
天海春香
ディナーの後は雰囲気作りの為にシリアス河へ誘って……
音無小鳥
おお!とうとうあの真面目な話をする時に度々お世話になってる例の河へ!!
如月千早
……なんだか難しそうだけど、春香のために一生懸命頑張るわ。特に最後のシーンは……
如月千早
ちょっと待ってあの河シリアス河っていうの?
(台詞数: 50)