天海春香
ごめんね、遅れちゃって……リボンがもつれちゃって……
萩原雪歩
……あ、おはよう春香ちゃん。
如月千早
……そこら辺てきとうに座っといて。
天海春香
え!なんで二人ともそんな一仕事終えた顔してるの!というか、そもそもなんでそんなに汗だくなの
萩原雪歩
……ちょっと一踊りして……
天海春香
屋内で!?ここマンションなのに、上下左右の人に怒られなかった?
如月千早
少なくとも、さっにの私たちにとっては壁ドンさえも合いの手だったわ。
天海春香
そんなやんちゃバンドマンみたいな!
萩原雪歩
さて、春香ちゃんも来たことだし始める?
天海春香
……ひとまず、二人とも疲れてそうだし、先にお茶にでもしない?
如月千早
そうさせてもらえると助かるわ。お湯沸かすわね。
萩原雪歩
あ、私がやるよ。さっき上下左右のオーディエンスを沸かしたところだし。
如月千早
萩原さんは沸かし上手ね。
天海春香
二人とも出来上がってるなあ……
天海春香
あ、なすがままに雪歩にお茶いれてもらう流れになったけど……私も手伝ってくるね。
如月千早
いいのよ別に。春香は消費カロリーの少ないままの春香でいて。
萩原雪歩
…………っふふ。
天海春香
あれ?キッチンへ向かった雪歩から笑い声が。
如月千早
しかもあの耐える感じの笑い方、本気のやつよね。
天海春香
千早ちゃん、もしかして雪歩がお茶をいれることを見越してトラップでも仕掛けてた?
如月千早
ちゃんと春香柄の三角コーナーは来客に備えてしまっておいたわ。
天海春香
私柄って。
萩原雪歩
ちょっと千早ちゃん。怒っていい?
天海春香
何があったの?また前みたいに顔だけプロデューサーさんにすげ替えられた魚介類の写真あった?
萩原雪歩
今さらプロデューサーモンでそこまで笑わないよ。やかんが……春香ちゃんで……んふっ。
如月千早
あ、新調したのよ。はるかん。っていってもやかんにリボンつけただけだけど。
天海春香
え!雪歩未だにリボンネタに弱いの?あんなのもうカビの生えた笑いじゃないの?
萩原雪歩
千早ちゃん、私がどんな思いで春香ちゃんに水を注ぎ、火にかけたかわかる?
天海春香
それ私じゃないよ。なんでそんなに感情移入できるの?
天海春香
ピ――――――――――!!!
如月千早
ちょっと春香。いきなり魅惑のハイトーンボイス出さないでよ。
天海春香
やかんだよ間違えないで!お湯沸いたんだよ。早く火を止めないと!私いってくるね。
天海春香
ったく……リボンくらいで春香さんになるわけ……ってキッチンに私の生首が!!!!!!
萩原雪歩
ベタベタのツッコミだね。あ、ちょっと待って……私とてつもない事に気がついたんだけど。
萩原雪歩
これってさ、春香ちゃんの口から出た液体でお茶を作るというなんだかイケナイ行為に……
如月千早
……そこまで意識してなかったわ。
天海春香
どうしてさっきからそんなにおぞましい発想しか出てこないのかな?
萩原雪歩
千早ちゃん、春香ちゃんの生首を携えた春香ちゃんが来たよ。
如月千早
デュアルタイプのデュラハンみたいね。
萩原雪歩
とりあえず、私が色々してる間二人で真ちゃんが事務所の階段から落ちた話でもしてて。
天海春香
何その身動きのとれない限定的なお題。
如月千早
この前、真にホラー映画を一緒に観てくれって頼まれたんだけれど……
天海春香
千早ちゃん、さっきから雪歩に従順過ぎやしない?
萩原雪歩
はい、春香ちゃんの体内で沸かしたお湯で作った春香玄米茶だよ。めしあがれ。
天海春香
言い方。
如月千早
えーと、は、春香から飲んだら?
天海春香
リアルに照れられても今は嬉しくないなぁ。飲むよ、ズズ
萩原雪歩
ズズ……ええと、ほんのり香りが……あ、駄目。苦……ええと、香ばし……うーん。
如月千早
…………
天海春香
何言ってもなんだか駄目な感じに!
(台詞数: 50)