
松田亜利沙
ただいまです。あれ、おひとりだけですか?

秋月律子
だって、時計見なさい?

松田亜利沙
あ、9:02pm、ですネ。

秋月律子
亜利沙、このあと特に仕事はないわよね?

松田亜利沙
ハイ!何かあるんですか!?

秋月律子
ないから。早く帰んなさい。でないと、断末魔の叫びみたいな私の愚痴を聞かせるわよ?

松田亜利沙
ホントですか!?ムッハァ~聞かせてくださいッ♪

松田亜利沙
『見せてもらおうか、業界ウラの裏まで知り抜く連邦のプロデューサーの愚痴とやらを』です☆

秋月律子
あんたって子はもう、からかってるんじゃないわよ!

松田亜利沙
はぅーゴメンナサイ。でもからかうなんて!ありさ律子さんのことリスペクトしちゃってます!

秋月律子
何よ急に?またこないだみたいに変なVP作ろうとか言わないでしょうね!?あんなの、大事故よ。

松田亜利沙
実はありさ、あの。

松田亜利沙
プロデューサー見習いとして、律子さんのコトもっと知っていきたいって思ってます、ヨ。

秋月律子
え…?

松田亜利沙
ありさはアイドルちゃん=THE 愛☆で、いまこの事務所にいられてチョーラッキーですけど、

松田亜利沙
キャワワで素敵なキセキの賜物みたいなアイドルちゃん達と、自分が同列でいる実感がなくって。

秋月律子
亜利沙、あんた…。

松田亜利沙
ありさのアイドルデータベースが役立つのって、もしかしてプロデュース業なのカモって

松田亜利沙
つっ、つまり、律子さんを見ていてティンッときたっていうか!

松田亜利沙
ホラ、竜宮小町だって、とことん個性の違う3人をスペシャルに…

秋月律子
ハイハイ、まあその個性のおかげでね、今日は少々愚痴りたかったんだけど。

松田亜利沙
ありさ、メモの準備は完璧です!

秋月律子
メモ禁止!

松田亜利沙
ハ、ハイ。では残念ですがオフレコのレコオフってヤツで…。

秋月律子
そうね、どこから話をしようかしら…。

松田亜利沙
じゃあ、禁断の恋バナとかいかがでしょう?目撃☆舞台裏のKisS!とかデュフフ♪

秋月律子
は?

松田亜利沙
『あ、あずさ…?』『伊織ちゃん、わたし、フタリの記憶が欲しいの…』ムッハーあずいおヤバ!

秋月律子
亜・利・沙ぁァ?

松田亜利沙
これは鼻血出ますわー…あっ……え、NGデスヨネ…あ、あのっお茶淹れてきますぅ…。

秋月律子
コーヒー頼むわ。それからっ!!

松田亜利沙
ハヒィッ!

秋月律子
私は亜利沙のことをプロデューサー見習いとして発掘したわけじゃないから。

松田亜利沙
ハィ……?

秋月律子
あくまで、アイドルとしてのあなたの可能性を信じて声をかけたのよ。

秋月律子
そのことを、ちゃんとわかっておいてほしいわ。

松田亜利沙
………。

松田亜利沙
ハイ!

秋月律子
フ、いい返事ね。いまの返事には、はなまるつけたげる♪ コーヒーはブラックでお願いね。

松田亜利沙
お任せを!バリスタばりにバリバリ淹れちゃいます!

秋月律子
まったく……生意気っていうか。

秋月律子
(いいえ、もう1年も経ったんだもの、悩みながら、みんなまっすぐ育ってるのよね)

秋月律子
おとなのはじまり、か。フフッ♪
(台詞数: 43)