天海春香
プロデューサーさん…!遂に私達ここまで辿りついたんですね…念願のトップアイドルに!!
天海春香
P『ああ、春香の夢のステージ、もうすぐ始まるんだ!……長かった、な…』
天海春香
そうですね…。本当に、本当に長い道程でした…私とプロデューサーさんの夢…
天海春香
一緒に叶えられて、私本当に嬉しいですっ!!プロデューサーさんがいてくれたからですよ!!
天海春香
『そう、だな……………春香、俺の話を聞いてくれるかな?あんまり良い話じゃないんだけど…』
天海春香
えっ…?ど、どんな話なんですか…?
天海春香
『俺がほんの少し、持っていた夢だよ。春香の夢とちょっと似ているかな』
天海春香
私と似ているってもしかしてプロデューサーさんもアイドルになりたかったんですか…?
天海春香
『大まかに言えばそうだね。アイドル、歌手、バンド、役者、俳優…とにかく舞台に立ちたかった』
天海春香
『テレビやネットで観ても何も感じなかったけれど、実際の会場で観た時は心が打たれたんだ』
天海春香
『観客の歓声を受けて彼らはとても眩しく輝いていたように見えた』
天海春香
『輝いているように見える彼らは観客にアピールをしてくれて…熱を分け与えられた感じだった』
天海春香
『色々な人のLIVEや舞台を観ていく内に…俺も立ちたいと思ったんだ…彼らの立つ場所に』
天海春香
『観客の歓声を受け、スポットライトに照らされて…なんていうか…自分を表現したかった』
天海春香
『多くの、とにかく多くの人に観てもらえる存在になりたかったんだ。それが俺の夢だったんだ』
天海春香
ということはプロデューサーさんは私の大先輩ってことになるんですかね?恐れ多い、かな～
天海春香
『いいや違うよ。俺は春香達とは違ってアイドル候補生のスタートラインにすら立てなかったんだ』
天海春香
ええっ…?で、でも候補生くらいには…
天海春香
『なれなかったんだ。演技力、ダンス、声、楽器、その他……どんなに特訓してもダメだった』
天海春香
『何年努力を重ねても…結果は出なかった。「才能以前の問題だ」と言われたよ』
天海春香
そんな……
天海春香
『そして…ある憧れの人に会う機会が出来てね。俺はあなたのようなアイドルになりたい、と』
天海春香
『言ったんだ。でも「君の事は見てたけど才能ないんだから大人しくファンやってればいい」と…』
天海春香
『言われてショックを受けた。その人のようになりたかったのに……そこで俺の夢は途切れたんだ』
天海春香
………………
天海春香
『夢も何も持たずにただ生きるだけの日々を送るようになって…ある日、高木社長に出会ったんだ』
天海春香
もしかして…
天海春香
『そう、765プロのプロデューサーにならないかという話だった。俺の経験が必ず生きる、とね』
天海春香
『迷ったけど、受けた。プロデューサーは舞台に立てないけど、それでもいいか、とね』
天海春香
『そしてプロデュースするアイドルを決めろと言われて……』
天海春香
私を、選んだんですね?プロデューサーさんと似た夢があったから…?
天海春香
『そう!そうなんだ!だから選んだんだ!!春香と一緒に叶えたいと!!』
天海春香
そんなに力強く言われると…なんだか照れちゃいますよ～
天海春香
『………俺と同じ気持ちを味合わせたくなかったからね。俺の夢を春香に託したかったんだ』
天海春香
プロデューサーさん………
天海春香
……まだ夢を諦めるのは早いですよ!プロデューサーさん!!
天海春香
『何を言ってるんだ。もうとっくに終わった夢だよ。』
天海春香
このステージが終わって、お客さんがみんな満足して帰ったら……
天海春香
プロデューサーさんのステージ、作りましょう!!私、最前列でプロデューサーさんを観ますから!
天海春香
もちろん765プロのみんなを呼んでプロデューサーさんのLIVEを観てもらうんです!!
天海春香
『おいおいおい!!いきなり俺がLIVEって無茶だよ!!』
天海春香
好きにしていいんですよ!!トークなり、自分の好きな歌を歌ったり、モノマネしたり…
天海春香
しちゃっていいんです!!お客さんは私達ですから!!それに…
天海春香
トップアイドルが最前列で観るステージはプロデューサーさんのこのLIVEだけですから!!
天海春香
だから今日、ここで…私とプロデューサーさんの夢を実現しましょうよ!!
天海春香
『春香………いいのか?俺のステージきっとショボいぞ…?』
天海春香
いいえ!もう一度言います!
天海春香
トップアイドル天海春香が最前列で観るステージはプロデューサーさんのLIVEだけですよ!!
天海春香
わかりましたか?約束ですよっ!!
天海春香
『(今……春香の夢が叶い……………最後に俺の叶うはずのない夢が叶った………!)』
(台詞数: 50)