百瀬莉緒
ねえ、ちょっと聞いてもいい?
三浦あずさ
どうかしたの。
百瀬莉緒
2人はさ。オトナの階段っていつ頃登ったの?
三浦あずさ
なっ!?ちょっと莉緒ちゃん、そんな言葉どこで覚えてきたのよ。
百瀬莉緒
こないだの合コンでそういう話題が出てね。皆中学だの高校だの話してて。
百瀬莉緒
とりあえずその時は適当に話合わせたんだけどさ、どうしても気になっちゃって。
馬場このみ
あのねえ、ここ事務所。そういう話する所じゃないでしょ?小さい子もいるんだから。
百瀬莉緒
いいじゃない、教えてちょうだいよ。で?
百瀬莉緒
そのオトナの階段って、一体どこにあるの?
馬場このみ
…………え?
百瀬莉緒
オトナのって事は当然私も登っとかないといけないでしょ?けど私、どこにあるのか知らなくて。
百瀬莉緒
2人は知ってるんでしょ、良かったら場所教えてくれない?
三浦あずさ
あ、ああそういう。なるほど、莉緒ちゃんらしい発想ね…
百瀬莉緒
変な感心してないで教えてよ。どこにあるものなの、地名?それともスポット的な所?
馬場このみ
え、えっとね。その…
馬場このみ
わ、私よりあずさちゃんの方が詳しいはずよ。じゃね!
三浦あずさ
このみちゃん!?
百瀬莉緒
姐さんったらどうしたのかしら急に。そんな急ぎの仕事あったっけ?
百瀬莉緒
まあいいわ。で?あずさちゃん知ってるのよね、どういう場所なの?
三浦あずさ
え、ええっとその。困ったわね~、なんて言ったらいいのかしら……
百瀬莉緒
友達は「オレなら育ちゃんの手を引いて登るな」って言ってたけど、そういう事も出来るワケ?
三浦あずさ
それは絶対にダメね、全力で阻止しないと。まあそれはさておき…
三浦あずさ
そうね…とりあえず、人に聞いて行くような所じゃないと思うわ。
百瀬莉緒
ふーん。どうして?
三浦あずさ
自分で探して見つけないと意味がない所なの。ネットで調べたりするのもダメよ?
百瀬莉緒
パワースポット的な物なのね。けど、そんなのどうやって見つけるワケ?
三浦あずさ
心配ないわ、莉緒ちゃんならいずれ必ず見つけられるから。
百瀬莉緒
変なの、そんな場所あるのかしら?まあいいや、ありがとね。
三浦あずさ
…もうこのみちゃん、あれはないんじゃない?無理矢理納得させたけど。
馬場このみ
ゴメンゴメン。でも助かったわ、さすがあずさちゃん。よっ、事務所のオトナ代表!
三浦あずさ
調子いいんだから。莉緒ちゃんにそういうの教えるのはこのみちゃんの役目でしょ?
馬場このみ
まあまあ。ほら、飲んで飲んで。今日は私の奢り。ところでさ…
馬場このみ
あずさちゃんはその階段実際に登ったワケよね、どういう感じだった?
三浦あずさ
ちょっと!?
馬場このみ
いいじゃない。私は莉緒ちゃんと違ってそういう話に免疫あるわよ。で、どうなの?
三浦あずさ
もう。このみちゃんお酒入るとこういう話好きね~
三浦あずさ
…分かったわ。じゃ、じっくりお話ししてあげる。覚悟はいい?
馬場このみ
覚悟?
三浦あずさ
そうね。まず、これ見てもらえる?この前付けられた痕なんだけど。その時はね…
馬場このみ
え!?あ、あのちょっと。そこまでネットリな話はノーサンキューかなーって。
三浦あずさ
いいじゃない、聞いてちょうだいよ。で、衣装着てるの見たいって言うから持ってってね…
馬場このみ
え、そんな事するの。ちょっと、それほんとに?うわ、うわぁ…
百瀬莉緒
(翌日)おはよう姐さん。今日も頑張りましょうね。
馬場このみ
うん、おはよう…
百瀬莉緒
どうしたのよ、元気ないわね。昨日あずさちゃんと飲み行ったそうだけどもしかして宿酔?
馬場このみ
いや、そうじゃないけど。なんて言うか、オトナの階段に挑むには力不足だったのを痛感してね…
百瀬莉緒
何それ、結局どういう場所なのよ?
三浦あずさ
おはよう2人とも。このみちゃん、昨日はごめんなさいね?
馬場このみ
お、おはようございます、あずさ先輩!
百瀬莉緒
ど、どうしたの姐さん?
(台詞数: 50)