永吉昴
(キョロキョロ)誰もいないよな?よーし…
永吉昴
へへっ。それでは早速、と♪えーとどうするんだっけか、これをこうして、それから。
永吉昴
あ、あれれ?なんか違うな、えっと…?
三浦あずさ
お疲れ様です。あら、昴ちゃんだけ?
永吉昴
わわっ!?な、なんだよあずさ、こんな朝早くに。
三浦あずさ
今日はいつもよりちょっと早く目が覚めちゃって。昴ちゃんこそどうしたの?
永吉昴
なな、何でもないよ。オレも似たようなもんかな、うん。そ、それじゃ…
三浦あずさ
ん、なあにそれ。もしかして…
永吉昴
うう、恥ずかしい。皆にはナイショにしといてくれよ、な?
三浦あずさ
お化粧の練習をしてたの。そうね、昴ちゃんもそういうのに興味あって当然よね。
永吉昴
べ、別にそういうんじゃないよ。ほら、仕事の時はメイクしてもらうだろ?
永吉昴
だから、少しは自分で出来るようになった方がいいのかなって思って。それで…
三浦あずさ
恥ずかしがるような事じゃないわ、女の子ならお化粧に興味出るのは当たり前の事よ。
永吉昴
そ、そう?ならいいけどさ。
三浦あずさ
でもその化粧品はちょっと昴ちゃんには合わないわね、もう少し上の年齢向けだし。
永吉昴
そういうのあるのか?ドラッグストアでテキトーに安いやつ買ってきたんだけど。
三浦あずさ
あらあら。初めて買う時はお店の人とかに相談した方がいいわよ。
永吉昴
そういうもんなのか、難しいな。やっぱオレには無理だな…
三浦あずさ
大丈夫よ、やり方教えてあげる。ちょうど色々持ってきてるしね。
永吉昴
え、いいよ。やっぱオレには向いてないし。
三浦あずさ
いいからいいから。真ちゃんや海美ちゃんにも教えてあげたのよ?
永吉昴
そ、そうなのか。じゃ、お願いしようかな…。
三浦あずさ
…はい、こんな感じね。とりあえず昴ちゃんならまだこれくらいにしておいた方がいいわ。
永吉昴
おおっ、すげぇ。ほんとのメイクさんみたいだよ。あずさ、ありがとな!
三浦あずさ
どういたしまして。気に入ってもらえたなら良かったわ。けど…
永吉昴
まだ何かあんの?
三浦あずさ
そうねえ。せっかくお化粧したんだし、Tシャツとジャージじゃもったいないわ。
三浦あずさ
よし、着替えちゃいましょうか。えっと、衣装室の鍵は、と。
永吉昴
え、ええっ!?ちょっと、オレそこまでやるつもりは…
三浦あずさ
いいからいいから。うふふ、私昴ちゃんに是非着てもらいたい衣装があったのよね〜
三浦あずさ
…これでよし、と。可愛いわあ、よく似合ってるわよ?
永吉昴
撮影で使ったヤツだしサイズが合うのは当然だろ。たく、強引にこんなもの着せやがって。
三浦あずさ
ご、ごめんね?でもこのメイクに合う衣装これくらいしか見つからなくて。
永吉昴
…ま、いっか。へへっ、なんかオレじゃないみたいだよ。あずさ、ほんとにありがとな。
永吉昴
さてと。充分楽しんだし、そろそろ着替えようかな。
三浦あずさ
あら。もったいないわよ、せっかくだし今日はその格好で過ごしたら?
永吉昴
じ、冗談じゃない。どんな罰ゲームだよそれ。こんなんじゃまともに動けないだろ。
永吉昴
変な事言うなよな。よっと、ふー脱ぎにくい。あとオレの服どこやったっけ…
三浦あずさ
昴ちゃん?その、ちょっと言うのが遅かったとは思うんだけど。
永吉昴
何だよ。別にいいだろ?今オレ達しかいないしさ、ここで着替えたって…あ。
三浦あずさ
お、おはようございます、プロデューサーさん…
永吉昴
な、な、な…まだプロデューサーが来る時間じゃないはずじゃあ…
三浦あずさ
え、えっとね。その、昴ちゃんのお誕生日祝いの準備の為に早く来てたそうなんだけど…
永吉昴
だーっ!は、早く出てけよ、このどスケベプロデューサー!
三浦あずさ
ごめんね昴ちゃん。プロデューサーさんがソファで寝てるの、もっと早く気付いてれば…
永吉昴
あ、謝らなくていいから!早く出てけ、あと、ついでに記憶を失えぇぇ!
(台詞数: 46)