百瀬莉緒
いやぁ飲んだわ。やっぱ皆で集まるのっていいわね、合コンと違って気使わなくて済むし。
百瀬莉緒
あ、もうこんな時間か。始発までまだけっこうあるわね、どうしよっかな。
百瀬莉緒
…ねえ。
百瀬莉緒
あ、あのさ。朝までこうしてるワケにもいかないでしょ。だからさ、その…そこ、入らない?
百瀬莉緒
…いや~ありがとね、遅い時間にネカフェって女1人だと入りづらくて。アンタがいて助かったわ。
百瀬莉緒
はい、コーヒーとソフトクリーム。さて何読もうかな、完結してるやつはと。あ、そっちは何読む?
馬場このみ
…それで、朝までずっと漫画読んでたわけ?
百瀬莉緒
そうよ、おかげで体だるくて。無理はダメね、昔は何ともなかったのに。
三浦あずさ
気を付けてね、それじゃ…莉緒ちゃんも相変わらずね。大学の同級生だっけ?
馬場このみ
らしいわよ。たく、気を利かせて2人きりにしてあげたってのに。相手も相手だわ。
三浦あずさ
スキャンダルになるのもよくないし、仕方ないわよ。莉緒ちゃんはその気全くないんだろうし。
馬場このみ
上手くいかないもんね。ちょうどいい相手だと思うんだけどなあ。
馬場このみ
…ところであずさちゃんは?今回みたいな手を使った事とかないの?
三浦あずさ
ちょっと?勘弁してちょうだいよ、急にそんな私に矛先向けられても。
馬場このみ
いいじゃない。聞かせなさいよ、莉緒ちゃんの方の口直しだわ。で、で?
三浦あずさ
もう。そうねえ、そのものズバリでそういう台詞を言った事はあるけど…
三浦あずさ
思い切り怪訝そうな顔されちゃったわ。「ここ電車通ってませんよ?」って。
馬場このみ
そりゃそうでしょ。
三浦あずさ
まあでも泊まりたいっていう遠回しなサインだって気付いてくれたから良かったわ。で、その後…
馬場このみ
ストップ、ストップ!まだ昼間、そしてここ事務所!
馬場このみ
…たく。ウチの成人組はどうしてこう色呆けばっかなんだか。苦労させられるわ。
馬場このみ
大体不謹慎でしょ、アイドルの自覚はあるのかしら。そう思いません…え?
馬場このみ
今こうして男と飲んでるお前はどうなんだ?これぐらいはいいじゃない、固いこと言いっこなし。
馬場このみ
ふぅー飲んだ飲んだと。あなたと飲むのも久しぶりだったわね、楽しかったわ。
馬場このみ
ありゃ、もうこんな時間か。えっと終電の時間は、と…
馬場このみ
(ん、ちょっと待ってよ。このシチュエーションって、まさか…)
馬場このみ
(なな、何考えてるのよ私ったら。相手は劇場スタッフよ、そんな事になったら気まずいし…)
馬場このみ
(って違う、そうじゃなくて。そもそもコイツ全然タイプじゃないし。)
馬場このみ
(いや。でも、どうなんだろ。一緒にいて楽しいわよね、飲み仲間にもちょうどいいし。)
馬場このみ
(からかわれたりする事はあるけど、なんやかんや私を大人の女性扱いしてくれるのよね…)
馬場このみ
(だーっ!違うってば、そうじゃないでしょ。アイドルがそんなふしだらな真似しちゃ…)
馬場このみ
(しちゃ…)
馬場このみ
…
馬場このみ
…ねえ。えっと、その。
馬場このみ
し、終電。無くなっちゃったわよね。このあと、どうしよっか…?
馬場このみ
あ、あのさ。もしそっちが良かったら、なんだけど…え?
馬場このみ
あーはいはい。そうね、そろそろ始発が出る時間よね…
(台詞数: 37)