永吉昴
そういや結局、しまクイーンはいなかったな……あ、博士が手振ってる。
永吉昴
博士/おぉ!スバル女史!しまクイーンは……いなかったみたいだけど、助手に会ったんだね!
永吉昴
助手?ひょっとして君のこと?
箱崎星梨花
あっ、はい。実は私、ウツボ博士の助手をしていまして、セリカと申します。
箱崎星梨花
……自己紹介が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。タイミングが見つからなかったので……
永吉昴
そういやそうだよな、オレも名乗ってなかったし。オレはスバルってんだ。
永吉昴
博士/スバルは昨日アローラに来たばかりなんだよ。いろいろ教えてあげてねセリカ!
箱崎星梨花
……はい。よろしくおねがいします。
永吉昴
お、おぉ宜しくなセリカ……(ずっと気になってたんだけど、なんかオレのこと警戒してるのか?)
永吉昴
村人A/……おぉ、われらのしまクイーンのお帰りだー!
永吉昴
村人B/守り神に選ばれし、アローラでも名うてのポケモン使い!
永吉昴
村人C/そして人気アイドル《ダイナマイトディーヴァ》こと、アズサさんのお帰りだ!
三浦あずさ
あらあら~。毎回そこまで言ってくれなくてもいいのよ?
永吉昴
博士/……ちょっとアズサ女史、どこに行ってたんだい?またテレポートしてたんじゃないの?
三浦あずさ
いえいえ~、今日はメレメレ島からは出ていませんよ。しまクイーンとしての見回りですって。
三浦あずさ
それより……セリカちゃん何かあった?さっき、カプ・コケコが飛んで行くのを見たのだけど。
箱崎星梨花
アズサさん、実は……マハロ山道の吊り橋の上で、オニスズメさんたちにこのコが襲われまして
箱崎星梨花
その時にこちらの方に守ってもらいました。でも、吊り橋は崩れ……谷底に落ちそうになって……
箱崎星梨花
そこを、島の守り神さんに助けていただいたのです。そうしたら、そのあと見知らぬ人に……
永吉昴
博士/おぉ!そいつは凄いなスバル女史!あの気まぐれなカプ・コケコに助けてもらったのかい!
三浦あずさ
ふふ、カプ・コケコの心を動かす程の、勇気と優しさを持つ女の子って事かしらね。
箱崎星梨花
えっ、女の子……?
三浦あずさ
素晴らしいじゃないですか、博士。良いトレーナー候補を見つけてきましたね!
三浦あずさ
……では自己紹介しましょうか。私がメレメレのしまクイーン、アズサです。
三浦あずさ
ようこそアローラへ!博士からあなたの事は聞いてました。お会いできて嬉しいわ、スバルちゃん!
永吉昴
……あっ、どーも(確かにテレビで見たことある人だ。でもそれより……)
三浦あずさ
(どたぷ~ん)ユッサユッサ
永吉昴
(確かにダイナマイト……すげー!オレも成長すれば……いやさすがにこのサイズはちょっと……)
三浦あずさ
あら?どうかした?スバルちゃん。
永吉昴
い、いやなんでもないぜ!それより、ポケモンをくれるって本当なのか?
三浦あずさ
もちろんよ。アローラではトレーナーになる子達は、しまクイーンから最初のパートナーを貰うの。
三浦あずさ
うふふ、あなたにぴったりなポケモン達を選んできたの。みんな、出ておいで!
永吉昴
(ボンッ!ボンッ!ボンッ!)おぉ、モンスターボール3つからポケモンが出てきた!
三浦あずさ
くさのポケモン、モクロー。ほのおのポケモン、ニャビー。みずのポケモン、アシマリよ。
三浦あずさ
さぁスバルちゃん、この中から、これから一緒に冒険をしたいって子を選んでね!
永吉昴
よ、よーし選ぶぞ!オレに似合うポケモンはどいつだ……
永吉昴
モクロー『もふぅ もっふぅ』……コロコロ
永吉昴
ニャビー『にゃぶ にゃぶー』……ゴロゴロ
永吉昴
アシマリ『あしゃま あしゃま!』……パチパチ
永吉昴
(アシマリ、すっげー可愛い!いいな……。でもオレっぽく無いか。セリカみたいな子の方が……)
永吉昴
(オレがこんな可愛いポケモンを選んだら、きっと変だよな。アシマリにも悪いかな……)
永吉昴
博士/……スバル。
永吉昴
えっ?な、何……?
永吉昴
博士/これは後悔しないで選んで欲しいんだ。自分の意思で、自分の好きなポケモンを選ぶ。
永吉昴
博士/自分に似合うかどうかなんて、考えない方が良い。それで選ばれたポケモンも、喜ばないさ。
永吉昴
……。
永吉昴
博士/もし、今すぐに決まらないなら、時間をおいてもかまわないよ。いいよね?アズ……
永吉昴
いや、いいよ博士。もう決まった……ありがとな、自分の本当の気持ちに素直になるよ。
永吉昴
オレは……
永吉昴
オレは……アシマリがいい!オレと一緒にいてくれるか?アシマリ!
(台詞数: 50)