百瀬莉緒
ここが天界支部…大っきいわね〜。しかも宙に浮いてるわ…どうやって入るの?
三浦あずさ
あらあら〜。
百瀬莉緒
あ、なんか地面に看板が突き立ててあると思ったら表札だったわ。下にインターホンがある。
百瀬莉緒
ポチッとな。\オ客様ハ神様Death/
百瀬莉緒
なに、今の?
田中琴葉
「はーい、どちら様ですか?」
百瀬莉緒
ハルショッカー本部の者なんだけど…
田中琴葉
「お疲れ様です。今、エレベーターを降ろしますね」
百瀬莉緒
あら、エレベーターが来たわ。これなら侵入者対策になるわね。
三浦あずさ
あらあら〜。
田中琴葉
ようこそ、天界支部へ。って、あら?
百瀬莉緒
ん、どうしたの?
田中琴葉
慌てん坊さんですね。1ヶ月早いですよ?
百瀬莉緒
いや、節分の鬼じゃないからね。
三浦あずさ
あらあら〜。
田中琴葉
で、どのようなご用件でしょうか?
百瀬莉緒
その前にこの人を引き渡すわね。
三浦あずさ
あら〜。
田中琴葉
あら、その人は確か…
百瀬莉緒
迷子になってたのを保護したのよ。ここに用があったみたいだから一緒に連れて来たわ。
三浦あずさ
おはようございます。あずさと申します。
田中琴葉
やはり。天界温泉の社員募集で1人だけ面接に来なかった人ですね。まさか迷子になっていたとは…
三浦あずさ
ごめんなさいね。何故かいつも目的地にたどり着けなくて…
百瀬莉緒
それで天界支部に来るはずが地獄を彷徨っていたわけね…
田中琴葉
じゃあ、軽い面接でも。得意なものは何ですか?
三浦あずさ
家事全般得意ですよ〜。特にお料理は。
百瀬莉緒
へぇ、いい女の条件満たしてるわね。ちなみに得意料理は何かしら?
三浦あずさ
毒入りスープです♪
田中琴葉
ど、毒入り⁉︎
百瀬莉緒
…途端に物騒になったわね。
三浦あずさ
恥ずかしながら…私の愛する人はちょっと女性にだらしない人でして…
三浦あずさ
そんな彼を独り占めしたくて毒入りスープを飲ま…飲んで貰ったんです。
百瀬莉緒
今、言い直したわね…
三浦あずさ
そして私も飲んだんです。こっちで幸せになろうと…
三浦あずさ
でも私が天界で目覚めた時には彼の姿は見当たらなかったの…
三浦あずさ
だから働きながら彼を探そうと。
田中琴葉
天界は広いですからね。分かりました。貴女を採用します。
三浦あずさ
まぁ、ありがとうございます。
田中琴葉
ではあちらで必要書類に記入をお願いします。
三浦あずさ
はーい。頑張って毒入りスープを作りますね〜。
百瀬莉緒
毒は入れんでいいわよ!
田中琴葉
あずささんを連れて来ていただいてありがとうございました。改めて貴女のご用件は何でしょうか?
百瀬莉緒
ねぇ、こっちにハム来てない?地獄で蘇生させるはずなのに身体だけで魂が来てないらしいのよ。
百瀬莉緒
地獄ではなぜかハムここみがいたけど…血の池地獄を泳がされていたわ。何やらかしたのかしらね?
田中琴葉
このみさんですか?いるにはいますが…
百瀬莉緒
どうかしたの?
田中琴葉
ウチのこのチューと天界温泉オープン記念に振る舞う予定だったドンペリを盗み飲みしまして…
百瀬莉緒
あら…あいつそんな事やらかしたの?
田中琴葉
なので今はこのチューと一緒に240時間御百度参りの刑を執行中です。終わるまで待ちます?
百瀬莉緒
ううん。天界を観光して帰るわ。あ、温泉に入れてちょうだいな。
(台詞数: 50)