田中琴葉
うん、美味しい。さすがは千鶴ね、こんな美味しいアイスを作れるなんて。褒めてあげるわよ?
二階堂千鶴
どうも。それ食べたらすぐに帰るんですのよ、いいですわね?
田中琴葉
えーつまんない。せっかく来たんだしもう少しのんびりさせなさいよ。
二階堂千鶴
またそんな馬鹿な事言って。次の作戦の計画はちゃんと立ててますの?
田中琴葉
う。あ、アジトに戻ったらやるわよ。それでいいでしょ?
二階堂千鶴
またそれですの。大体何ですその服。仮にもデストルドーの総裁のあなたがそんな子供じみた…
田中琴葉
何よ、自分だってバッチリ決めてる癖に。恵美がデザインした戦闘服はどこにやったのよ?
二階堂千鶴
これは仕事着ですわ、あんな格好で接客や皿洗いなんて出来ないでしょう?
田中琴葉
大体ずるいわよ、千鶴ばっかり外でいい思いして。私だってたまにはね…
三浦あずさ
あのすみません、注文いいですか~?
二階堂千鶴
申し訳ありません、今行きますわ…分かりましたわ、もう少しだけですわよ?
田中琴葉
やった!ならアイスもう一つね。あ、それと百合子達へのお土産におはぎとケーキも。
二階堂千鶴
はいはい、まったくもう…お待たせ致しました、ご注文伺いますわ。
三浦あずさ
アイスティーをストレートで…ご姉妹か何か?大変みたいですね。
田中琴葉
(む、何よあの女。私のどこが大変そうに見えるっていうわけ?)
二階堂千鶴
あ、聞こえてました?申し訳ありません、失礼しましたわ。
田中琴葉
(こら、千鶴まで。私が何失礼したって言うの?)
三浦あずさ
いいんですよ。私も似たような立場なものですから。
二階堂千鶴
あら。お客様にもご家族が大勢いらっしゃいますの?
三浦あずさ
ええまあ。おかげさまで毎日楽しく過ごさせてもらってます。
田中琴葉
(もしやその歳で子沢山?ははあ、さてはあれが噂に聞くヤンママってやつかしら。)
二階堂千鶴
ふふ、そこはわたくしも似たようなものですわ。もっとも、大変さの方が先に立ちますけどね。
田中琴葉
(あら、ひょっとして千鶴、誰かに苦労させられてるのかしら?注意しておかないと駄目ね。)
三浦あずさ
うふふ。でも、大変だけどそれが楽しかったりもしません?
二階堂千鶴
言えてますわね。頼られるとつい張り切ってしまいますわ。
田中琴葉
(偉い、さすがはデストルドーの幹部ね。お給料上げたげよ…経理は千鶴がしてるけど。)
二階堂千鶴
あ。申し訳ありません、お客様につい馴れ馴れしい口を聞いてしまいましたわ。
田中琴葉
(ヒーローズ相手にはため口で話してる癖に。)
三浦あずさ
いいんですよ。まんざら無関係とも言えない間柄なんですから。
二階堂千鶴
はあ、それは一体どういう…?
田中琴葉
(ん?この女、単に脳の栄養が胸に行ってそうな能天気なヤンママってだけじゃないの?)
田中琴葉
(そう言えばどこかで見た事があるような、無いような…まさか!)ガタッ
二階堂千鶴
琴葉様、静かになさい!お客様のご迷惑になるでしょう?
田中琴葉
…(´・ω・`)ショボーン
三浦あずさ
海美ちゃんからあなたの事を聞いてます。それでご挨拶に伺ったんです。
二階堂千鶴
海美から?じゃ、あの娘が言ってたほんとのお姉様みたいな人って…
三浦あずさ
あら、そんなふうに言ってたんですか?何だか照れくさいですね。
二階堂千鶴
海美は本当に良い子で。おかげで助かってますわ、ウチの連中全員に見習わせたいくらいで…
田中琴葉
(あら、全員って。昴や百合子はともかく星梨花まで?それはちょっとひどいわ。)
三浦あずさ
うふふ、私もいつも助けられてます。じゃ、そろそろ。ええっと、お幾らでしたっけ。
二階堂千鶴
今日はいいですわよ、挨拶がわりという事で。
三浦あずさ
あら、悪いですよ。こっちがお世話になってるのに手ぶらで来た上そこまでされては。
田中琴葉
(そうよ千鶴。ここの売上は私のアイス代、じゃないデストルドーの資金源なんですからね?)
二階堂千鶴
海美のお姉様から戴くわけにはいきませんわ。その代わりあの娘の事、よろしくお願いしますわね?
三浦あずさ
ええ、こちらこそ。来て良かった、貴女みたいな人の下なら海美ちゃんも安心して働けるわ。
二階堂千鶴
お気をつけて…どうもありがとうございました、またお越し下さい。
三浦あずさ
ええ、必ず…ほんとに素敵なお店だったわ、それにすごく感じのいい人だったし。
三浦あずさ
ああいう人見たら頑張らなきゃって思うわよね。さ、戻ったらデストルドー対策会議だわ。
田中琴葉
千鶴。あなたがすごいって事は、そのボスの私はもーっとすごいのよ?だからアイスをもっと…
二階堂千鶴
いけません、食べ過ぎたらお腹壊します。偉いなら我慢なさい!
(台詞数: 50)