所恵美
恵美)…えーと、…あの。 P)ん?
所恵美
さっきの話しの事って…
高木社長
P)ああ、仕事を受けたクライアント側の…不穏な動きがあると耳にしてね。
所恵美
不穏…ですか?
高木社長
P)うん。876プロの周囲でも似たようなことがあって、仕事を断ったらしい。
所恵美
何があったのか、よくわからないのですが…
高木社長
P)運転手さん、ここで降ろしてください。
所恵美
「と、私達二人は事務所からだいぶ手前の交差点でタクシーを降りることになった。」
所恵美
まだまだ、手前ですけど…。
高木社長
P)…はい、これはチップね。 運転手)どうも〜またご贔屓に♪
高木社長
P)まだ明るみになっていない事柄だからね、人に聴かれるとまずい。ここから歩こう。
所恵美
「…タクシーを降りると何処からかトロンボーンの音色が聞こえてくる……」あっ…いいな、これ。
所恵美
はぁ…それで876プロさんで何があったんですか?
高木社長
P)簡潔に言うところ彼女らが「キズモノ」にされかけた案件があったらしい。
所恵美
えっ…
高木社長
P)876プロの付き合いのある、他のプロダクションで「そういうこと」があってね…
高木社長
P)その子は「実質的被害」は無かったのだけれど…精神的ショックで辞めてしまったらしい。
所恵美
じゃっ、警察には…
高木社長
P)もう動いているよ。あずささんは知っているね?
所恵美
わたしがお世話になった婦警さん…
高木社長
P)彼女は今、女性性犯罪被害の対策課に就いていて…
高木社長
P)全く同じ犯罪被害の対応をしていたところだったんだ。
所恵美
恵美)じゃあ、直ぐに… P)直ぐには厳しいだろうなぁ…。
高木社長
P)社長とも相談したんだが…
高木社長
P)876さんと協力して、暫くの間は所属する子達の送迎をすることになった。
所恵美
恵美)じゃあ…私も? P)そうだよ…。
所恵美
でも、私はチャリで学校へ行くから…
高木社長
P)自転車でも危ないのは同じ、車を使って事務所に送ることにするからな?
所恵美
わかった…校外での拒否権はない訳ね?
高木社長
P)そういうこと…学校側にもその旨話しておくから。
所恵美
…ねえ…。「夜の街に二人の足音がコツコツと響く…」
高木社長
P)ん?
所恵美
やっぱり、今まで「通い」のハウスキーパー…「住み込み」じゃ駄目かな…。
高木社長
P)しかしな…
所恵美
現場が遠い時だけ泊まるんじゃなくて、住み込んだ方が貴方の負担も少ないし…
高木社長
P)……私が「男」だって認識の上での発言ってことを理解しているんだな?
所恵美
そっ…そうね。
高木社長
P)…わかった。親御さんからは守るよう言われている訳だし、止むを得ない理由だからな。
所恵美
えへへ〜♪よろしく…お願いします///
三浦あずさ
「此方、三浦。目標確認しました。異常は無い模様。」
三浦あずさ
観客)お姉さん〜。もう一曲、なんかやってよぉ〜♪
三浦あずさ
あらぁ〜こんなに人気になってしまって、嬉しいわぁ〜♪
三浦あずさ
「潜入捜査の筈なのにこんなに目立って大丈夫かしら…」
三浦あずさ
あらあら…おヒネリまで♪
三浦あずさ
それでは、もう一曲行きますね〜♪
三浦あずさ
観客)わ〜〜♪
所恵美
なんか、あっち騒がしいね?
高木社長
P)最近は路上パフォーマンスも人気があるからなぁ〜。
三浦あずさ
えっ?あらあら…こんなにおヒネリを貰っちゃって…
所恵美
私もあれ位、人気者になりたいなぁ〜///
(台詞数: 50)