三浦あずさ
今日はあなたが、初めてデートに誘ってくれた日です
三浦あずさ
デートと言っても、多分、きっと私が一方的に思っているだけかも
三浦あずさ
こんなことは初めてだったから、つい嬉しくて
三浦あずさ
柄にもなく、気合を入れて、オシャレしました
三浦あずさ
新しい服、お気に入りのカバン
三浦あずさ
ほんの少し、大人びたメイクもしてみました
三浦あずさ
きついメイクは苦手だと言っていたから、おさえつつ
三浦あずさ
唇には、おまじないの赤
三浦あずさ
あなたを思い出す色だから、私はこの色が好き
三浦あずさ
楽しみで仕方なくって、早めに出かけたの
三浦あずさ
なんだか今日は、迷わない気がしたから
三浦あずさ
結局迷ってしまったけど、電話する口実ができた
三浦あずさ
こんな風に甘えるの、あなたにはどんな風に見えてるのかしら
三浦あずさ
大人には見えないかも
三浦あずさ
でも、あなたに迎えに来てもらって、一緒に歩くの、大好きでした
三浦あずさ
だから今こうやって、お迎えにきてもらって、お仕事以外の場所に行くのが、とてもドキドキする
三浦あずさ
…メイク、気づいてもらえるかしら
三浦あずさ
一緒にお買い物をして、喫茶店に寄ったり、食べ歩きをしてみたり
三浦あずさ
特別なことじゃなくても、とても嬉しくて
三浦あずさ
1日は、あっという間に過ぎて
三浦あずさ
最後に、行きたい場所があったから
三浦あずさ
ついてきてって、初めて手を引いた
三浦あずさ
ーーその場所は、月が綺麗で
三浦あずさ
その光に包まれるように、小さなドームの中、ベンチが一つ
三浦あずさ
座りましょうって、また手を引いた
三浦あずさ
座って、一息ついたら、ドキドキが止まらなくって
三浦あずさ
落ち着こうとしたら、あなたがメイクに気づいてくれて
三浦あずさ
綺麗だ、って
三浦あずさ
ドキドキは止まるわけなくって
三浦あずさ
だから、ドキドキに任せた
三浦あずさ
唇から溢れ出す、あなたへの気持ち
三浦あずさ
あなたに届けって、おまじないがききますようにって
三浦あずさ
私なりの言葉で伝えました
三浦あずさ
あなたは笑って
三浦あずさ
唇を塞いだ
三浦あずさ
一瞬の出来事は、一生忘れない瞬間になった
三浦あずさ
一瞬が終わって
三浦あずさ
そうしたら、また
三浦あずさ
二つの唇から、溢れ出す
(台詞数: 39)