ロコ
いや、思っていたより随分ステキホテルですね。
ロコ
お風呂も綺麗だし三食あるしアズサもキレイだしお布団はモコモコだし。
ロコ
まあ少々殺風景なのがバッドだすけれど!
ロコ
……
ロコ
……はあ。
三浦あずさ
あら~。眠れないの?
ロコ
あ、アズサ!一体いつから?
三浦あずさ
ええ、私もお風呂にはいろうと思って。
ロコ
……アズサ、これがツッコもうと思ったけどキリがないから止めたフェイスですよ。
三浦あずさ
ロコちゃんは笑ってる方が可愛らしいわよ?
ロコ
そういうので誤魔化すのは無しです!
三浦あずさ
ところで私も眠れないの。ロコちゃん話し相手になってくれない?
三浦あずさ
ほらいい具合にたき火もあるし。
ロコ
い、いつのまに……ここは何でもありですね。
三浦あずさ
何でもというか、ロコちゃんに必要ならなんでも?
ロコ
……そういえば、このホテルもいきなり現れました。アズサ、説明テルミーです。
三浦あずさ
うーん。どこから説明したらいいのかしら?さっきも言ったけど、旅人の最初の一歩のために……
ロコ
そこが良く分からないんですよ。誰が立てたんですか?こんなミステリアス。
三浦あずさ
それは勿論旅の神様よ。
ロコ
わお。
三浦あずさ
ロコちゃんもお守り持ってるでしょ?
ロコ
さらにわお。
三浦あずさ
まあ、詳しい説明は省くけど、その人に必要かどうかを判断するのが私……
ロコ
ウェイト!そこ省かないでください!インポータントです!
三浦あずさ
そこはロコちゃんにとって必要じゃないのよ。
ロコ
そういうのズルくないですか?
三浦あずさ
ロコちゃんの最初の一歩……海に行ってどうするつもり?
ロコ
え、それは……海に行ったら何かあるかもしれませんし……
三浦あずさ
後ろを振り返れない道中は旅に非ず。
ロコ
え?
三浦あずさ
って昔神様が言ってたの、ロコちゃん。本当に海へ行きたいの?
三浦あずさ
街から逃げ出したかったんじゃなくて?
ロコ
……ロコは。
三浦あずさ
ゆっくりでいいから考えてみて。あなたの口から出た言葉が初めて道標になるわ。
三浦あずさ
たとえそれが逃走であっても、旅人に間違いはないの。
ロコ
ロコ……ロコ、最初はロンリネスが嫌だったんです。でも、それに気付きたくなくて
ロコ
街から出ないようにしてました。そして、靴屋さんからプレゼントをもらって。
ロコ
ひとりになってはじめて、ひとりじゃないことをしりました。
ロコ
そして外にでたら、今まで見たことが無いものがたくさんあって……
ロコ
歩くのはしんどいし、サースティだし……でも、それさえエンジョイしてました。
ロコ
そしてイオリに出会って、そのイオリはまるでエイリアンみたいにロコとは違って……
ロコ
でも、だからとっても新しくて……そして、一緒に行こうって言ってくれて。
三浦あずさ
断ったの?
ロコ
とってもロンリーでした。でも、その時にはアンダースタンドしてました。
ロコ
離れててももうフレンドだって。
ロコ
だからアズサ、ロコは逃げてるわけじゃノーです!これからもっとひとりじゃなくなるんです!
三浦あずさ
よしよし。
ロコ
ひゃ、なんですか!せっかくクールロコだったのに!
三浦あずさ
ずっとそうやって言い聞かせてたのね。ロコちゃん。
三浦あずさ
いいえ、さっきのは本当に本心だと思うけど、それだけじゃないでしょう?
(台詞数: 50)