ロコ
はあ……
ロコ
はいブレイク!流石に結構歩いたでしょう。
ロコ
えーっと、イオリが言うにはそこまで離れてないはずなんですが……
ロコ
シーのシの字も見えませんね。もしかして迷っちゃったのかも。
ロコ
いやいや、一本道だって言ってましたし、ゴーストリートあるのみ!
ロコ
ちょうど旅の人向けの宿屋さんもあるらしいですし、今日中にそこまでアライブしましょう。
ロコ
というより日が沈むまでに行かないとこのまま荒野でグッナイしないとダメになります!
ロコ
うう……それだけは避けないと。どこかに道を知ってそうなパーソンはいないかな?
ロコ
なーんて案じていたら向うに人影が、これでドントウォーリーですね。
ロコ
あ、あの……エクスキューズミー……
三浦あずさ
あら、こんにちは。
ロコ
あ、こんにちは。ロコ、ちょっと海まで向かってるんですが……
三浦あずさ
あらあら～。可愛い旅人さんね。お名前は?
ロコ
た、旅人……ワンダフルフレーズ!
ロコ
あ、ロコはロコです。で、ここら辺にホテル的な感じの施設があると聞いたんです。
三浦あずさ
あらあら、もしかしてお客さんだったの?私、店主のあずさと申します。よろしく。
ロコ
オオ!なんてご都合主義!まさかたまたま話しかけたら関係者だったなんて!
ロコ
でも、肝心の建物が見当たりません。まさかとは思いますが、隠れ家的なホテルなんですか?
三浦あずさ
うーん。看板を立ててあるから多分すぐわかると思うんだけど、確かに見当たらないわ。
三浦あずさ
あ、私は外の用事から帰る途中なの。良かったら一緒に帰りましょう。
ロコ
わーい、とグラッドしたいところなんですが。もしかしてここから、さらに遠いんですか?
三浦あずさ
いえ、確かここにあったはずなんだけど……出かける時は確かにここに玄関が……
ロコ
……もしかして怖い話ですか?
三浦あずさ
あれ、そういえばこんなところに橋なんてあったかしら?
ロコ
……アズサ、ファースト対面でこんなこと言うのもアレですが。
ロコ
迷ってませんか!?
三浦あずさ
……
三浦あずさ
まさか～
ロコ
なんなんですか今の不自然なスペースは!
三浦あずさ
いくらなんでも自分のお店に帰れない大人なんていないわ。
ロコ
……まあ常識で考えたらそうですね。
ロコ
ソーリー、アズサがあんまりおっとりしていたのでそう言うのもあるのかなーと。
三浦あずさ
おかしいわ……行きは太陽に向かって進んでたから帰りも同じようにしたのに……
ロコ
ヘイ!
三浦あずさ
いきなりノリノリね。どうしたの?
ロコ
いや、なんかもう良いです。ロコがしっかりしないといけないことが分かりました。
三浦あずさ
そう、辛いこともあるかもしれないけれど、頑張ってね。
ロコ
……何かルックアラウンドして心当たりとかないんですか?
三浦あずさ
えーと、まわりまわり……あそういえば!
ロコ
お、なにかありましたか?
三浦あずさ
ロコちゃん、どうして旅をしてるの?
ロコ
ぎゃふん!それ今関係ナッシングでは?
三浦あずさ
話したくないならそれでもいいんだけど。
ロコ
別にそんなことは……海を見に行くんですよ。
三浦あずさ
うーん、旅立ちにすら辿り着いてないのね。それなら、役に立てるかも。
ロコ
あのあの!何がなんだかわからナッシング!
三浦あずさ
ロコちゃん、振り返ってみて。
ロコ
え、さっきから展開がサイケデリックなんですけど……ええ!!!??
ロコ
ア、アズサ!いきなり建物が!!さっきまで何も無かったのに!
三浦あずさ
うふふ……ようこそ旅の人、あなたの最初の一歩の為の宿へ。
(台詞数: 50)