二階堂千鶴
(あれから伊織とは話せずじまいのまま。困りましたわね…ん?)
馬場このみ
お疲れ様、呼び出してごめんね?
三浦あずさ
待ってたわよ〜
二階堂千鶴
緊急集合と言うから何事かと思えば。このどんちゃん騒ぎはなんなんですの?
馬場このみ
まあまあ。さ、まずは駆けつけ3杯。
三浦あずさ
グイッといっちゃって。あ、莉緒さんすみませ〜ん。
二階堂千鶴
あずさ、物凄くお酒臭いですわよ。どれくらい飲んだんですの!?
三浦あずさ
ええと、ビールと日本酒、カクテルも何杯か頼んでこれがウイスキーだから…
三浦あずさ
沢山ね!
馬場このみ
心配いらないわよ、いざとなれば風花ちゃんもいるから。
二階堂千鶴
そこで升酒あおってる方に何の期待が持てますの?大体何だってまたこんな乱痴気騒ぎを。
馬場このみ
よくぞ聞いてくれたわ。実はね…
三浦あずさ
小鳥さんがね?プロデューサーさんと手を繋いで歩いてるところ、見ちゃったのよ。
馬場このみ
問い詰めたら白状したわ。つい最近から付き合う事になったんですって。
二階堂千鶴
それはそれは。あの二人、ようやく重い腰を上げたのですわね。
馬場このみ
ま、そんな訳だからね。今夜は残念会ってとこかな。
三浦あずさ
あ、莉緒さんグラス空ですよ?さ、もう一杯。
二階堂千鶴
…あなた方がそこまでプロデューサーとどうこうしようと思ってたとは思えないのですけど。
馬場このみ
ん〜まあね。本気で好きだったとか、そういうのとはまたちょっと違うのかしら。
三浦あずさ
変な話だけどね?私、別にあの二人が付き合う事自体はとっても嬉しいの。
三浦あずさ
見ててやきもきしてたし、早く上手くいけばいいのにってずっと思ってたわ。
馬場このみ
私もよ。あと、莉緒と風花ちゃんもね。
二階堂千鶴
そこはわたくしもですわ。ですが、それならどうして?
三浦あずさ
でもね?音無さんに対してはこんな風にも思ってたの。
三浦あずさ
「いい加減くっつく気が無いなら、私が取っちゃってしまいますよ?」ってね。
二階堂千鶴
そ、それはまた…
三浦あずさ
けどもしそんな機会があったとしても、やっぱり何もしなかったでしょうね。
二階堂千鶴
良く分からないですわ、あなたの言う事。
三浦あずさ
そんな風に思ってるだけで良かったってとこかしら。それで私は満足出来てたのよ。
馬場このみ
ま、あの二人がくっつくのは目に見えてたしね。
二階堂千鶴
それならどうしてこんな騒ぎを?
馬場このみ
ま、今までの日常の送別会ってとこかしら。もう今までみたいな事、考えられなくなるんだもの。
二階堂千鶴
日常が、変わる事…
三浦あずさ
こういう世界でお仕事してるんだもの。変化はしょっちゅうでしょ?
三浦あずさ
だからこそ、変わらない日常がとても楽しかったのよね。
馬場このみ
振られたっぽいって事より、そこが1つ無くなった方がショック、かしら。
二階堂千鶴
…
二階堂千鶴
(伊織、あなたもですの?わたくしがお兄様と結婚する事よりも、本当に嫌なのは…)
馬場このみ
さ、そんなわけだから千鶴ちゃんもパーっと行きましょ!
三浦あずさ
何飲む?
二階堂千鶴
…申し訳ございません。明日、どうしても外せない大切な要件があるのですわ。
二階堂千鶴
今夜はそれに備えなくては。お先に失礼しますわね。
馬場このみ
そんなのあった?千鶴ちゃん、ここんとこ忙しいのは知ってるけどさ。
三浦あずさ
…
三浦あずさ
頑張って?
二階堂千鶴
ええ、ありがとうございます。それでは。
馬場このみ
あ、ちょっと。せめて一杯ぐらいは…
三浦あずさ
まあまあ。そもそも千鶴ちゃんはお酒そんなに強くありませんし。
馬場このみ
むー、つまんないわね…飲むわよ!
三浦あずさ
はい♪
(台詞数: 50)