箱崎星梨花
灯籠がたくさんです♪
三浦あずさ
灯籠にはご先祖さまのみならず、亡き人への大切な想いが込められているの
三浦あずさ
…………
箱崎星梨花
あずささん?
三浦あずさ
何故かしらね。悼む人がいるわけでは無いのに、どうにも悲しい気持ちになってくるわ
宮尾美也
それぞれの灯籠に向けられた想いに、あてられてしまったのかもしれませんね~
宮尾美也
見習うべき感受性です。私も灯籠を凝視してみます~。むむむ~
箱崎星梨花
あの、美也さん……
宮尾美也
なんですか~
三浦あずさ
どうして水着姿なの?
宮尾美也
よくぞ聞いてくれました~♪
宮尾美也
川を下った灯籠は海に向かって流れていきますよね~
箱崎星梨花
そうです!ご先祖さまは海に住んでいたんですね!
宮尾美也
いえ、途中で岩場に引っ掛かったり、崩れて川底に沈殿したりで海には行けません
宮尾美也
河川の汚染が灯籠流しの問題点とされているのです~
三浦あずさ
急に現実的な話ね
宮尾美也
そこで私の出番というわけですよ~
宮尾美也
颯爽と飛び込んで、下流で灯籠を回収しちゃいます~
箱崎星梨花
そのための水着なんですね
宮尾美也
それでは、いってきます~
宮尾美也
(ざっぷーん)
三浦あずさ
物理の教科書に載せたいくらい、綺麗な飛び込みだわ
箱崎星梨花
あずささん、わたしたちも美也さんを手伝いましょう!
三浦あずさ
大丈夫よ星梨花ちゃん。下流にロープが張ってあって、まとめて回収出来る手筈なの
箱崎星梨花
どうして美也さんを止めなかったんですか?
三浦あずさ
どうしてかしらね
(台詞数: 26)