中谷育
郵便局にやってきました。ここではお姉ちゃんの手紙を出します。
中谷育
ここでは育ちゃんは待っているだけ。ちょっと退屈かもしれません。
馬場このみ
「ちょっと出しに行く前にトイレ行ってくるわね」
中谷育
お姉ちゃんはまずはトイレに行くみたいです。それまで育ちゃんはちょっとお休みです。
中谷育
お姉ちゃんもバックを育ちゃんの横に置いてトイレに行きます。
中谷育
…
中谷育
「そういえば、誰に出す手紙なんだろう?」育ちゃんはふと思いました。
中谷育
お姉ちゃんほどの年齢になると、色々相手はあるかもしれません。昔の友達?恩師?それとも…
中谷育
…流石に今はスマートフォン全盛期です。ド田舎と言っても、文通で恋愛をする様な事もありません
中谷育
それじゃあ、友達以外の何かかな?育ちゃんはそれ以上は考えないようにしました。
天海春香
その時、表から一人の女性がやってきました。「ポスト収集終わりましたー!」
天海春香
凄い笑顔でやってきたお姉さん。彼女の脇にはハガキの山と言う山のカバンです。
中谷育
「すごーい。あそこに郵便ポストの中身全部あるんだ」育ちゃんは関心します。
天海春香
そしてお姉さんも、小走りのような足取りで裏へと…
中谷育
…
天海春香
(ドンガラガッシャーン??)
中谷育
うわあ、痛そうです。正面から思い切り盛大に転がりました。「お姉さん、大丈夫?」
天海春香
「あたた…また転けちゃった」お姉さんも無事のようです。
天海春香
とりあえず、集めて来たハガキは無事です。確認するとお姉さんはそのまま裏へと走っていきました
中谷育
なんだか慌ただしい女性でした。育ちゃんは何と無く心配です。あの人、大丈夫かな…
中谷育
おや?育ちゃんの足元にさっきまで無かったはずの「リボン」が落ちています。誰のでしょうか??
中谷育
「きっと無くしたら大変だよね」育ちゃんは近くにいた郵便局の従業員さんに
中谷育
リボンを渡しました。「これ、落し物です!」偉いぞ、育ちゃん!!ちゃんとお店の人に渡せたね!
馬場このみ
「ふぅ、ごめんなさいね育ちゃん。お待たせ!」お姉ちゃんが帰ってきました。
馬場このみ
早速お姉ちゃんが手紙を出すのですが、お姉ちゃんは考えました。
馬場このみ
「育ちゃんは、郵便局は初めて?」
中谷育
「うん」そうです。育ちゃんは郵便局が初めてです。いつもは家の近くのポストに入れるだけなので
中谷育
手紙がこんな所に集まっているなんて、知りませんでした。
馬場このみ
「それじゃあ、郵便局で手紙を出す練習をしてみましょ?」お姉ちゃんが提案しました。
中谷育
お姉ちゃんの言われたとおり、ちゃんと切手のお金を払います。
中谷育
ここで、ちゃんとお金を払えるかな?お姉ちゃんから借りたお財布を取りだして、窓口の人が
中谷育
教えてくれた代金を…あれー?お金が足りないぞ?
馬場このみ
「た、足りない時は千円札だけ出したらいいから」
中谷育
お姉ちゃんの言われた通り、千円札を出しました。今度はちゃーんと、代金が足りました!
中谷育
お釣りはちゃんと、お財布の中に入れよう。よーし、育ちゃん頑張りました!
馬場このみ
「偉いね!育ちゃん」お姉ちゃんにも褒められて育ちゃんは上機嫌です!
中谷育
さあ、後はお家に帰るだけ!お昼まで時間がありません!育ちゃん、急ごう!!
天海春香
…
天海春香
「え!?部外者!?違うよ皆!私だよ!春香だよー」
天海春香
その後、郵便局のお姉さんは頭のリボンが無かったため、同僚から見間違われたとか、無いとか…
天海春香
「うわああ!!もう皆嫌いだよー!…」
天海春香
「うわあ!(ドンガラガッシャーン!!!」
天海春香
『あ、はるるんだ』『ええ、春香ね』『春香ちゃんだったね。志保ちゃん』『わ、私は最初から…』
天海春香
…
天海春香
「うわーん!ホントに皆嫌いだー!!」
天海春香
彼女の受難はリボンが届くまで、しばらく続きましたとさ。
(台詞数: 46)