天海春香
『むかしむかし、北のお山の3本杉の下に小さな家がありました。』
天海春香
『そこには山姥の律子と、ひとり娘のわんぱく盛りの環が住んでおりました。』
天海春香
『ある日、環は林の中で小さなうりんこ(猪の子)の坊やに出会いました。』
天海春香
『その子は一人ぼっちで、草薮の陰にうずくまって震えていました。』
大神環
おい、どうしたんだ?お前の母さん、どこにいるんだ?
大神環
おい、どうしたんだ?お前の母さん、どこにいるんだ?『と、環が尋ねると、うりんこの坊やは、』
天海春香
ヴァーイ……『と、悲しそうに鳴きました。』
大神環
あぁ、そっか。坊やは迷子になっちゃったんだね。
大神環
くふふっ♪安心しろ!坊やの母さんが見つかるまで、たまきが母さんになってあげるから!
天海春香
『環はそう言って、うりんこの鼻を撫でてあげました。』
天海春香
『さて、環はちゃんとお母さんをやれるでしょうか?』
大神環
『その弐に続く!』
(台詞数: 12)