北上ポケモン探偵事務所 10ー1話
BGM
DETECTIVE HIGH!~恋探偵物語~
脚本家
sikimi
投稿日時
2017-11-03 21:59:56

脚本家コメント
物語の根幹に係わる、所謂キーとなるお話です。

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双海亜美
どやぁ…!
北上麗花
どやぁ…!
双海亜美
茜「…いや、お揃いの指輪を見せられても困るんだけど。エンゲージリングか何かかな?」
北上麗花
茜ちゃんのもちゃんとあるよ?【スッ】
双海亜美
茜「まさかの重婚!?」
双海亜美
茜「まさかの重婚…というか、本当にその指輪って何なのさ」
双海亜美
この前の依頼で依頼してくれた、宝石屋のおねーさんがお礼にって作ってくれたんだよ。
双海亜美
『探偵サンのおかげで、上質な原石が採りやすくなったよ。ありがとな!』
双海亜美
ってお手紙もあったよ!
双海亜美
茜「おおう、その人に会ったことないから分からないけど流石の物まね…!」
北上麗花
わあっ、そっくり♪
双海亜美
……にひっ。
双海亜美
茜「突然笑ってどうしたの、亜美ちゃん?」
双海亜美
んー?なんか、こんな感じで皆お揃いの何かがあるっていいねーって思ったの。
北上麗花
ふふっ、そうだね。亜美ちゃん、茜ちゃん。
田中琴葉
あの、すみません!!【コン!コン!】
北上麗花
だれだろう。はーい!
北上麗花
――――――――――。
田中琴葉
あの、急に押しかけてすみません。こちらが探偵事務所だと聞いて来たのですが…。
北上麗花
いらっしゃいませ。ここが北上ポケモン探偵事務所です。何かご依頼でしょうか?
田中琴葉
あの、いきなり来て、こんな不躾なことを言うのもどうかと思うのですが…。
田中琴葉
私が住む町に現れるようになった悪い人たちを懲らしめてほしいんです。
双海亜美
悪い人…?それって警察とか町の自警団とかに頼んじゃダメなの?
田中琴葉
えっと…最初はそう考えたんですが、相手の名前が名前なだけにちょっと言いづらくて…。
双海亜美
茜「名前…?」
田中琴葉
はい。その人たちは、自分の事を『ロケット団』と名乗っているんです。
田中琴葉
もしそれが本当だとすると、警察や自警団だと手に負えないんじゃないかと思って…。
双海亜美
ロケット団?ロケット団って、昔いたって言われてる悪の組織だよね?
北上麗花
……。
双海亜美
亜美が全然覚えてないってことは、それだけ昔の組織だって事だけど。
双海亜美
亜美が全然覚えてないってことは、それだけ昔の組織だって事だけど…お姉ちゃん?
北上麗花
その、ロケット団って名乗ってる人たちは本当にロケット団なのかな…?
田中琴葉
それはどうなのか分からないです。ただ、ポケモンを使って暴れまわってて…。
双海亜美
茜「…麗花ちゃん」
北上麗花
…行こう、茜ちゃん。これはちょっと、看過できないよ。
双海亜美
茜「だよね。ロケット団と言われて無視はちょっとできないもんね」
双海亜美
二人ともなんかマジモード…?だったら亜美も本気出さないとダメっぽい?
北上麗花
…ごめん、亜美ちゃん。できれば今回はお留守番しててほしいかな。
双海亜美
お姉ちゃん…?
北上麗花
……お願い。
双海亜美
茜「麗花ちゃん…」
双海亜美
…なんか、のっぴきならない事情があるみたいだね。わかった!亜美、お留守番してるよ。
北上麗花
ごめんね、亜美ちゃん。それじゃあ行こうか。えっと…。
田中琴葉
琴葉…田中琴葉です。よろしくお願いします、麗花さん。茜さん。
双海亜美
それじゃあ、二人とも、バッチリ解決してきてね!
双海亜美
―――――――――ー。
双海亜美
…まあ、大人しくお留守番してるつもりもないけどね。
双海亜美
とりあえず、届いてる依頼をちょっと仕分けでもしておこうかね。
双海亜美
もしかしたら亜美だけで解決できるのがあるかもしれないし…。
双海亜美
もしかしたら亜美だけで解決できるのがあるかもしれないし…おや?

(台詞数: 50)