双海亜美
む~…。
双海亜美
新しいポケモンを捕まえるーって意気込んで出てきたのはいいけど…。
双海亜美
なんかパッと気になるポケモンがいない!!
双海亜美
というか、空飛べるポケモンが少なくない!?
双海亜美
なんか、鳥ポケモンとかいないかなーって森の方まで来てみたけど…。
双海亜美
マメパトにポッポにオニスズメかぁ…。なんか、ちょっと違うなぁ。
双海亜美
具体的に何が違うってわけでもないんだけどね?【ガサガサ…】
高木社長
【ガサッ】…む?
双海亜美
うわわっ、ビックリした…。まさか人がいるなんて。
双海亜美
……。
双海亜美
……あーっ!あんたは!!
高木社長
ふむ、誰かと思えば何時ぞやの探偵と一緒にいたちびっ子か。
双海亜美
ガルーラを捕まえようとした密猟犯!まさか生きてたなんて…。
高木社長
人を勝手に殺すものではないだろうに。それに、今は密猟をしているわけではないぞ?
高木社長
その様子だと、お前もこの森で何かを捕まえようとしてるのだろ?
双海亜美
そうだけど、なにさ。
高木社長
利害が一致するならば、この場限り手を結ぶのはどうかと思ってな。
双海亜美
……は?
双海亜美
――――――――――。
双海亜美
へぇ、おっちゃんって密猟ばかりしてるわけじゃないんだね。
高木社長
そもそも、密猟を悪い事だとすら思ってはいないがな。
高木社長
私の本職はポケモンの捕獲代行だ。
双海亜美
ちょっと待ってよ。ポケモンって、自分で捕まえないとダメなんじゃないの?
高木社長
本来はそうなのだが、たまにいるのだ。強いポケモンを持つことだけが目的の輩がな。
高木社長
強いポケモン、珍しいポケモンは欲しいが捕まえる術がない…。
高木社長
そういった人間を、私はお得意先としているのだ。
双海亜美
え、でもそれって言うこと聞かないんじゃ。
高木社長
そこは私の知るころではないさ。あくまで私は捕獲代行をしただけ。
高木社長
そのポケモンを使いこなせるか…そこまでは私の管轄外だ。
高木社長
実際、ボーマンダとギャラドスを求めた成金がいたが…。
高木社長
ポケモンが言うこと聞かず、暴れまわって家が崩壊したと耳にしたことがある。
双海亜美
あーあ、言わんこっちゃないってやつじゃん。
高木社長
くくく、実に滑稽な話ではないか。
双海亜美
性格悪っ!!
高木社長
性根がきれいではこんな職業やっていない。で、今回はとあるコレクターの依頼なのだが…。
双海亜美
目的のポケモンが見つからないとか?
高木社長
いや、目星はついている。だが、捕獲には少し問題があってだな。
双海亜美
何?また保護区にしかいないの?
高木社長
だったらこんな所にいない上に、お前だって密猟犯だろう。
高木社長
そうではなくて、少々出現…というよりは進化に難があってだな。
高木社長
ちびっ子がどんなポケモンを求めているかは知らんが、もしかしたらお眼鏡にかなうかもしれん。
双海亜美
ん、ん~?おっちゃんが欲しいポケモンが、亜美のメガネにひっかかるってどういうこと?
高木社長
その辺りは出現すればわかることだ。さて、そろそろ発見情報の地点のはずなのだが…。
双海亜美
むー…おっちゃんの言うことがさっぱりわからん!!
双海亜美
むー…おっちゃんの言うことがさっぱりわからん【ブゥンッ!!】うひゃあっっ!?
双海亜美
な、なに、今の!!何か通り抜けた!?
高木社長
…目的のポケモンよりも先に、厄介な方が見つかったか。おい、いたぞ。
双海亜美
え゛!?今のポケモンなの!?ポケモンの技じゃなくって!?
(台詞数: 48)