双海亜美
警官「止まれ!警察だ!」
双海亜美
がんすごんすぅ?(あぁん?)
双海亜美
警官「ここから先へ通す訳にはいかない!今すぐ引き返せ!」
横山奈緒
警察が何いきがっとんじゃい!その程度で極道がビビる思とんかー?!
双海亜美
がんすごんすー?!(思とんかー?!)
双海亜美
警官「貴様ら!公務執行妨害で逮捕するぞ!」
横山奈緒
やれるもんならやってみんかい!制服脱いでかかってこいやぁ!
双海亜美
がんすごんす!(こいやぁ!)
木下ひなた
やめねぇか!お前たち!
横山奈緒
お!親分!
木下ひなた
刑事さん。あんたの仕事を邪魔するつもりはないんだよぉ。ただちょくっと道開けてくんないかい?
双海亜美
警官「ダメだ!」
木下ひなた
じゃあ、しょうがないねぇ・・・。押し通るまでだよ・・・
双海亜美
警官「く・・・。よせ!この付近ではまだ余震が続いている」
双海亜美
警官「我々と自衛隊に救助活動は任せておくんだ!一般人には危険過ぎる!」
木下ひなた
じゃあ、問題ないねぇ。わたしらはカタギじゃない。極道だべ・・・
横山奈緒
せや!地震がなんぼのもんじゃい!我が身可愛さでヤクザ勤まると思うなや!
双海亜美
避難所の人らに届けなあかんモンがぎょうさんあるんでがんすごんす。どくでがんすごんす!
木下ひなた
刑事さん。わたしらは日陰もんだべ。命捨てる覚悟なんてとっくに出来てるんだよぉ
木下ひなた
そんな軽い命だからさぁ。惜しげなく自分の決めた道に使えるんだよぉ
双海亜美
警官「・・・・・・」
木下ひなた
わかったらどかねぇか!
木下ひなた
チャカ抜かれようが、戦車持ってこようが!
木下ひなた
あたしらは避難所の人たちに毛布とウチの野菜届けるんだべ!
横山奈緒
極道舐めとったらあかんぞぉ!炊き出し用の味噌が腐る前にどかんかい!
双海亜美
警官「・・・・・・通れ」
横山奈緒
初めからそうしときゃええんじゃ・・・。行くでぇ。亜美!
双海亜美
がんすごんす!
木下ひなた
・・・刑事さん。あんたはあたしらに脅されて仕方なく通した
木下ひなた
上の人に叱られたら、遠慮なくそう言うんだよぉ
木下ひなた
警察に睨まれるのは、慣れっこだからねぇ
木下ひなた
『極道、木下ぐみ。その魔の手は警察おも屈服させ、確実に熊本へ届こうとしていた・・・』
木下ひなた
～おしまい～
(台詞数: 33)