高山紗代子
血、それは人が流れる血液である。
松田亜利沙
血、それは残酷と恐怖の象徴とも言える物である。
双海亜美
血、それは人の性格を変動させる液体である。
高山紗代子
人は何故、生きるために血が流れているのか?
高山紗代子
恐怖であることを知りながらも、人には必ず血を持たなくては生きていけない。
双海亜美
斬撃から聞こえる奇声と、広がる血しぶきの音。その血は恐怖のためか、快感のためか…
双海亜美
そしてその血しぶきは返り血となり、人の身体に取り憑くように密着させる。
松田亜利沙
洗って流しても流しきれない血…例え見えなくとも、返り血は永久に残り続ける…
高山紗代子
また、先程の通り、血は時に喜びを与えてくれることもある。
高山紗代子
吹き出す血の音、味、密着…
高山紗代子
手に持つ凶器の刃先からこびりついた血。斬り裂いた者達の血……………
高山紗代子
……………何故か、それを見ると、嬉しさのあまりに、歓喜を上げてしまう。
高山紗代子
あは……………あはははははは……………ははははは……………♪
高山紗代子
喜びで我を忘れ、ただ血を求める殺戮兵器と化す。
松田亜利沙
そして血は、人にトラウマを植え付ける種でもある。
松田亜利沙
見渡す血だらけの景色。思い出すだけでも、恐怖のあまりに吐き気がする…
松田亜利沙
残酷極まりない種は、人にとって最凶のトラウマの一種であるだろう。
松田亜利沙
しかし、自身も血で出来ている身体。恐怖を感じようと、自分の身体は血が流れているのだ。
双海亜美
……………時に、血は格好よさを決める一つでもある。
双海亜美
血が流れること、それは生きている証拠。そして闘いで身に付いた勲章でもある。
双海亜美
血判状もその一つ、自らの血で証明する証。生きるために必要な輸血も良い意味とも言えよう。
双海亜美
恐怖、喜び、勇ましさ等、様々な意味が混ざった恐怖の象徴、【血】。
高山紗代子
人は血をどう感じとるか、それぞれ異なるであろう…
松田亜利沙
しかし、赤く染まった液体は災いとも言うべきであることは確かなことである…
双海亜美
……………ちっ、血はつまらんですなぁ。
高山紗代子
あ〜えっと…なんかしっくり来ない駄洒落ね…
松田亜利沙
ガクガクブルブル……………
(台詞数: 27)