双海亜美
イェーイ!最新ゲームソフト、ゲットだぜ!!んっふっふ〜、これだから誕生日はタマリませんな。
双海真美
おう、亜美同志よ!収穫は上々のようだねぇ。
双海亜美
モチのロンだよ〜。ローせずに最新ソフトをくれるなんて、兄ちゃんも気が利くねえ。
双海真美
……そうだよね、プレゼント、ゲームソフトだよね。
双海亜美
ん、どったの真美同志?真美もプレゼント貰ったっしょ?
双海真美
……う、うん、貰ったよ。この箱でね。
双海亜美
うわ、デッカ!亜美の包みよりデッカいじゃん!!なんでなんで!
双海亜美
……もしかして真美、兄ちゃんから余分のプレゼントまで貰っちゃった系?ズルイよ〜。
双海真美
まーまー、とりあえず開けてみてよ〜。話はそれからするからさあ。
双海亜美
開けてみたら分かるの?んしょっと……
双海亜美
開けてみたら分かるの?んしょっと……って!ぎゃああぁ、蛇〜!!
双海真美
そだよね〜、ビックリするよね。まさか兄ちゃんからイタズラ仕掛けられる日が来るとは。
双海亜美
って、真美の貰ったプレゼント、これで終わり!?酷くない?
双海真美
いやいや、プレゼントは別に入ってたんだよ〜。その蛇の口のところにね……
双海真美
……これ。飴玉の指輪。むかし流行った駄菓子だって。
双海亜美
……なんだかな〜、兄ちゃんのセンス疑うよね。ビックリ箱の上で、駄菓子が誕生日祝い?
双海亜美
だいたい、この前まで小学生だった真美に、『指輪』贈っちゃうてのがなー。ハンザイっしょ。
双海真美
……だよねえ。兄ちゃんの『ギャグ』だとしたら、ダダ滑りだよねぇ。
双海真美
……あ、ちなみに真美の箱にも、亜美と同じゲームも入ってたし。今年はこっちが本命っしょ。
双海亜美
なんだ、それなら亜美とおんなじプレゼントだったってことだね!
双海亜美
『指輪』のほうは、イタズラ仕掛けたお詫びってことっしょ。エンリョなく食べちゃいなよ〜。
双海真美
……そだね〜。じゃあ、真美の分しかないけど、『指輪』も受け取っちゃおっと。
双海亜美
……おおっと、亜美はそろそろレッスンの時間だぜぇ!じゃあ、ゲームは後でやろうね!
双海真美
……うん、それじゃまた後でね〜。
双海真美
……
双海真美
(……結局言えなかったし。真美の箱には、もうひとつプレゼントが入ってたんだよ。)
双海真美
(……兄ちゃんからの手紙。)
双海真美
(「今年はこんな『指輪』だけど、来年からも少しずつグレード上げていくぞ!」)
双海真美
(「19歳の時はシルバー、20歳はゴールド、21歳はプラチナ、その後の『指輪』は……)
双海真美
(……さすがの真美も、この続きは読めないよ、兄ちゃん。)
双海真美
(……亜美と一緒じゃない、真美だけへのプレゼント。貰っちゃったのは初めてかも。)
双海真美
(『特別な』キモチ込みのプレゼントも……たぶん、初めて貰うし。)
双海真美
(兄ちゃんがそんな気持ち持ってたなんて……真美と亜美と兄ちゃん、これからどうなるのかな?)
双海真美
……
双海真美
……19歳って、今から小学校の分、まるまる時間が空くってことだよね。
双海真美
……悩んでも仕方ないっしょ!真美は真美らしく、変わらず楽しくやってくしかないよね!
(台詞数: 36)