中谷育
よいしょ…よいしょ…っと!やった、とれたぁ!!
中谷育
うわぁ♪このぷどう、実が大きくてすっごくおいしそう!
中谷育
最近、山から吹き下ろす風もあたたかかったし、それのおかげかなぁ。
中谷育
えへへっ♪はやくお家に持って帰らなくっちゃ!
双海亜美
…んっふっふ～♪アミエル達の『忘れ物』、しっかりなってくれたみたいですな～。
二階堂千鶴
ええ、ディオニュソス様の豊穣の葡萄と、ゼピュロス様の希望の西風…。
二階堂千鶴
お二方が下界に『忘れて置いて』下さったおかげですわね?
双海亜美
いやー、このみんとゆーりの神パワー様々ですなぁ、チヅル姉ちゃん♪
二階堂千鶴
いや、高位の神の方々をそのように呼ぶのは…あとわたくしののとはチヅルドと…。
双海亜美
えー、そんなカタクチイワシなこと言わないでよー、チヅ…ルド姉ちゃん～。
二階堂千鶴
まあ、ディオニュソス様が何故葡萄を授けたかは…多分ワイン目当てでしょうけど…。
中谷育
ぶどうを包んでかごに入れて、これでよしっと。
中谷育
こんなに美味しそうなぶどう、きっとおねえちゃんも喜んで…。
中谷育
…あれ?おねえちゃんって…誰だったかな…?
双海亜美
…そっか、育りん、ゼウス様のけってーで、記憶が取られちったんだよね…。
二階堂千鶴
天と交わった下界の民はそうなる掟…仕方ないとはいえ、やるせないですわね…。
双海亜美
んー、アミエル、上の兄ちゃん姉ちゃんの考えてることよく分からないけど、でも…。
中谷育
…えへへ、やっぱりおねえちゃんが誰か、思い出せないや、でも…。
中谷育
気持ちをこめてプレゼントすれば、きっとそのおねえちゃんにも届くよね!!
二階堂千鶴
…そうですわねアミエル、この少女は強い。
二階堂千鶴
この清らかな心ならば、いつかきっと、『彼女』に会うことも叶うかもしれませんわね。
中谷育
…よしっ、暗くなる前に帰らなくっちゃ。
中谷育
神さまのごかごが、ありますように…これでよし。帰ろっと♪
双海亜美
…ホントに、育りんは純真ムクムクだね、チヅルド姉ちゃん。
二階堂千鶴
ええ、わたくしたち天使の側が、心が洗われるようですわ…♪
双海亜美
アミエルたちもワルイコにならないうちに帰らなきゃね～。朋花さまに怒られる前に…。
二階堂千鶴
そっ、そうですわね!あまり油を売るとアレなお仕置きを受けるはめになりますわね…!!
双海亜美
無事に帰れたらチヅルド姉ちゃんの天界コロッケでパーチーしようね!
二階堂千鶴
ええ、今日は気分がいいですから、存分に腕を振るいますわよ!おーほっほっほげほっ!!
双海亜美
(バサッバサッ)
二階堂千鶴
(バサッバサッ…)
中谷育
…。
中谷育
…神さま、天使さま、これからもわたしたちのことを、見守っていてくださいね!!
(台詞数: 33)