双海真美
真美は今日も、「亜美」として亜美から衣装や服を借りて、活動をしていた
双海真美
仕事は「亜美」としてうまくやって、誉めてもらえるんだけど…
双海真美
(こんなのつまんない…)
双海真美
(なんなんだろ…真美は真美なのに…最近の真美は「亜美」ばかりじゃん)
双海真美
(それにみんなが本当に求めてるのは「亜美」であって真美じゃないもん)
双海真美
(真美ってなんなの?わかんないよっ!)
双海亜美
P「どうしたんだ亜美、さっきから浮かない顔ばかりして?」
双海真美
あのね、兄ちゃん…
双海真美
聞いてほしいことがあるんだ…
双海亜美
P「ん?どうした?」
双海真美
もし「亜美」が亜美じゃないっていったらどうする?
双海亜美
P「どうするって、なにいってるんだ?亜美は亜美だろ」
双海亜美
P「それに、元気がない亜美なんて亜美らしくないぞ」
双海真美
そ…(真美は小さく手の拳を握りしめた)
双海真美
そうだよね→、それに亜美が元気100%出して、みんなを引っ張らなきゃはじまらないしょ!
双海亜美
P「そうだな、亜美、残り物頼むぞ」
双海真美
んふふ→♪亜美にお任せ→
双海亜美
P「それじゃ、あとでな」
双海真美
兄ちゃんのバカ…ボソッ
双海真美
真美はまた、真美ではない「亜美」を演じた
双海真美
みんなの求めるアイドル「亜美」を演じなくちゃという使命感と…
双海真美
真美は「真美」でいたい、真美をみんなに見てほしいんだよ!っていう気持ちが混ざりあって
双海真美
真美の頭はパンクしそうだよ!この複雑な気持ちなんて言ったらいいかわかんない!
双海真美
兄ちゃんやみんなから強制される期待と、兄ちゃんやみんなへの落胆。
双海真美
真美が作り上げた写し鏡のような偶像の「亜美」と本当の真美
双海真美
でも打ち明けたら兄ちゃんやみんなが離れていきそうで、真美は怖かった…
双海亜美
P「なあ、亜美、少しいいか?」
双海真美
どしたの兄ちゃん?
双海亜美
P「なんか悩んでることあるんじゃないのか?」
双海真美
そんなんあるわけないっしょ→、強いていうなら、早く新作のゲームの続きをやりたいYO
双海亜美
P「そうか、まあいいや、なあ亜美、いまからいうことは、俺の独り言だ」
双海亜美
P「だから聞き流してもらっても構わない…」
双海亜美
P「これは、俺がまだ学生だったときの話なんだけどな…正直、当時の俺は周りに」
双海亜美
P「周りに自分をさらけ出すのがあまり好きじゃなくてな、色々隠して接していたんだ」
双海亜美
P「それでな、当時教えてくれていた教授に言われたよ」
双海亜美
P「自分に正直に生きるということは、最も望ましい生き方だ」
双海亜美
P「だからP君も、自分を大切に、正直に生きろってな」
双海真美
兄ちゃんは亜美に何が言いたいの?
双海亜美
P「そうだなあ…俺はみんなに自分の本心を偽らずに正直に生きていってほしいと思ってる」
双海亜美
P「だから亜美、何か言いたい事があるなら言ってこいよ」
双海真美
兄ちゃん…じゃあ…
双海真美
じゃあ亜美の頭よしよししてほしいな!
双海亜美
P「わかった…これでいいか?」
双海真美
おっけ→、ありがと♪、もう少しだけ…このまま…
双海真美
(「亜美」でいさせて…今だけは…真美でいたいとか言ってこんな時ばかり虫がいいよね)
双海真美
(正直に最初から真美でいられたら…はじめから悩む必要なかったのかな)
双海真美
(でも今兄ちゃんがみていて、撫でてくれているのは「亜美」で、「真美」じゃないんだ)
双海真美
(亜美ばっかずるい)
(台詞数: 48)