周防桃子
すぅ……すぅ……。
高坂海美
うんうん。ももちん、よく寝てるね。よっぽど楽しかったんだね、今日の誕生日パーティー。
双海真美
そうだねー。真美としても、ももーんをビックラポンさせられたから十分満足だよー!
高坂海美
そういえばももちん、真美のサプライズにすっごく驚いてたよね。
双海真美
そうそう! 確か……、
双海真美
『ももーん、真美からプレゼントあげるね! はい!』
周防桃子
『これは……普通の白い箱?』
双海真美
『そうそう! ちょっと開けてみてよー! オモシロイことが起きるかもよん♪』
周防桃子
『……どうせ開けたら飛び出してくるバネ仕掛けのびっくり箱とか、そんな感じでしょ?』
双海真美
『ノンノン! 真美がそんな分かりやすいイタズラなんて仕掛けるわけないっしょー!』
周防桃子
『まぁ、何にしても真美さんのイタズラには引っかからないよ。とりあえず開けてみるね。』
周防桃子
『……………。』
周防桃子
『……ねぇ、真美さん。何も起きないんだけど。それに、中には何も……、』
双海真美
『ももーん、箱の底にある紐引っ張ってみなよ。』
周防桃子
『……えっと、これ?』
周防桃子
『……えっと、これ? 《ボンッ!》ひゃっ! 内側から急に何かが膨らんで……!?』
双海真美
『んっふっふ〜♪ ももーんのビックラポン作戦大成功ー!』
周防桃子
『……えっと、これって……桃子をモチーフにした人形……?』
双海真美
『そうそう! ちなみに人形のデザインはロコロコに作ってもらったんだよね♪』
周防桃子
『なるほどね……体型の細かい部分までしっかり作り込まれてる辺りがすごいよね。』
双海真美
『だよねー♪ あ、ちなみに顔は静香お姉ちゃんにデザインしてもらったんだ♪』
周防桃子
『それ一番頼んじゃいけない人だよね!?』
周防桃子
『それ一番頼んじゃいけない人だよね!? ……げっ、このタッチは確かに静香さんだ……。』
双海真美
『フツーじゃツマンナイからさ、えっと……そう! ユーモアだよ、ユーモア!!』
周防桃子
『ふふっ、でも面白かったよ。素敵なサプライズありがとね、真美さん♪』
双海真美
……とまぁ、こんな感じ。
双海真美
……とまぁ、こんな感じ。素直にお礼を言われた時はコッチがビックラポンしたけどね……。
高坂海美
そうそう! 真美としてもあの反応は予想外だったよね♪
双海真美
真美としては最後までももーんをいじり倒す予定だったんだけどね……。
高坂海美
あ、そうそう! 私もサプライズ送ってあげたんだよね♪
双海真美
えっと、アレだっけ? “生まれてきてくれてありがとう”と言ってハグしてあげたんだっけ?
高坂海美
そうそう!ももちんは“大げさだよ!”って言ってたけど、手はしっかり私を抱きとめてたからね。
双海真美
何だかんだでももーんも年上のミリキには勝てないみたいだね♪
高坂海美
かもね〜。ふふっ♪
双海真美
……………。
双海真美
……そろそろ時間だね。いこっか。うみみん、ももーんのおんぶ頼める?
高坂海美
これくらいなら大丈夫だよ♪
高坂海美
これくらいなら大丈夫だよ♪ ん、しょっと……準備出来たよ!
双海真美
そんじゃ、兄ちゃんの車までレッツゴー!
高坂海美
おー!
周防桃子
……………。
周防桃子
……たのしかった………また、みんなで…………できる、よね……?
周防桃子
……すぅ……すぅ……。
高坂海美
……………。
高坂海美
……うん、またやろうね。来年も、再来年も、この先ずっと。ね、真美?
双海真美
モチのロンだよー! 次はもっとスゴいサプライズ用意してくるかんね♪
高坂海美
そうだね! ……あ、お待たせプロデューサー! 帰りの運転よろしくね!
(台詞数: 47)