星井美希
最近忙しくてなかなかお花見ができなかったの。そこでとうとうレッスンを抜け出したの。
星井美希
そうして桜スポットと名高い場所に繰り出したミキだったの。しかし!
星井美希
ほとんど桜散っちゃっててとても見れたもんじゃないの!桜前線と並走したい気分!(面白い!)
星井美希
ちょっと心がざわついて来たので心地よい歌でも歌ってヒーリング効果を期待するの。
星井美希
エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(地声)
天海春香
ヒーリングの価値観!
星井美希
イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(地声)
天海春香
私を見て悲鳴あげたみたいな感じやめてよ!
星井美希
ウィルオゥェイズラビュウゥゥゥウゥゥゥゥウゥウゥゥゥゥウウウウウイエエエエエエイ(裏声)
天海春香
いるよね、好きな曲を鼻唄ってるときは途中でやめたくない人!
星井美希
お、その出で立ちは春香!どうしたの?(裏声)
星井美希
てか今レッスンの時間のはずなの、こんなところでオイル売りの少女してないで帰るの!(美声)
天海春香
…そっちこそ、ここで何してるの?どちらかと言うと先に居たのは私なんだけど…
星井美希
てかこんなところにいても楽しくないの、桜も全部散っちゃって……あれれ?
星井美希
いつのまにやら満開の桜の木の下に立っていたの。何でこの桜だけ散ってないのか不思議なの。
天海春香
桜って、何で花を散らすか…わかる?
星井美希
理科教師に聞いてほしいの!
天海春香
桜はね、春の想いなんだよ。咲いたときに産まれて散るときに木から巣立つ想いなんだ。
星井美希
あ、そういう類いなら現国の教師に聞けばよろしって思うな。
天海春香
ここ桜は…他はもう全部どこかに行っちゃった。
星井美希
なるほど………………つまりこの桜だけがまだ想いを宿しているから散らないんだね。
星井美希
…………………………………………………
星井美希
(いや、いみわかんねーの。でもここは春香の夢を壊さないように話を合わせるのが大人なの)
星井美希
ちなみに、その桜の想いとやらは木から巣立ってどこへ行くの?
天海春香
想い人を見つけて、その人に着いていくんだ。昔から、桜と人は一緒になる運命なんだよ。
星井美希
ふーん、へーえ。それは興味深いの。いやーそうだったんだね。
天海春香
そうでもしないと、人は桜を忘れちゃうから。忘れられないように、ずっと一緒にいるために……
天海春香
桜が綺麗っておもってくれるように、また来年も見たいとおもってくれるように……
星井美希
へー!ほー!すっごくためになる話なのー!(ミキマジ聞き上手!)
天海春香
えへへ、でも私はそういうのよくわかんないんだよね。それに人ってあんまり綺麗じゃないし?
天海春香
他の子に比べて私もそんなに綺麗じゃないから誰も見てくれないんだよね。だから私は誰でもない…
星井美希
む、なぜいきなり自虐に走ったかわかんないけどそれは違うの!春香には沢山いいとこあるの!
星井美希
例えば!
星井美希
………………
星井美希
まあ落ち込むには早いの。いつか良いことあるの。あ、ほら、お菓子づくり上手いし。
天海春香
いいよ、なれてるから。でもあんまり思わせ振りに桜の下に立つのはこれっきりにしてね。
星井美希
まあ、ずっと一緒にいたミキから言わせてもらえば春香は事務所に無くてはならない存在なの!
星井美希
春香の居ない事務所なんて考えられないってのはホントに思ってるよ。
天海春香
…ずっと一緒か。改めて言われるとやっぱり憧れるなあ。そっかあ、そういうことだったんだね。
星井美希
というわけでそろそろ帰るの。さっきから律子さんからの着信が鬼のようにきてて怖いの。
天海春香
ね、ホントに私と一緒でいいの?
星井美希
てか是非一緒に来てほしいの。怒られる頭数が多い方が怒りは分散されるの。経験者はかたる。
天海春香
……じゃあ、ちょっと目を閉じてくれる?
星井美希
え、ちょっとアイコン的に難しいの。これで勘弁してなの。
星井美希
いや何でこんなタイミングでクローズユアアイズさせるの!イケメンか!てイヤアアアアア(裏声)
星井美希
春香のやろー先に帰りやがったの!ちょっとこの裏切りは許せないって思うな!ムカつくの!
星井美希
これとっととミキもレッスンに参加しないとやばいパターンなの。留守電めっちゃ入ってるし。
星井美希
あとさっきから風によって花びらが口に入って来て苛立ちに拍車をかけてるの!色のわりに不味い!
星井美希
全く、一人で桜なんか見に来てもあんまり良いことないの!……でもまあ……
星井美希
皆となら、来年も来ても良いかもれないの。
(台詞数: 50)