天海春香
アナタハ神ヲ信ジマスカ
天海春香
神サマハイルト思イマスカ
天海春香
私は……
天海春香
……ステージに向かう時
天海春香
「お客さんに笑顔になって欲しい」「私の歌を聞いて欲しい」って
天海春香
そう想いながら、やってたんだけど
天海春香
それだけじゃ、うまくいかない日もあって
天海春香
なんでアイドルやってるんだろうって、わからなくなる日もあって……
天海春香
でもそんな時、神様はなんにも助けてくれませんでした
天海春香
私、気がついたんです
天海春香
ホントウに大事なこと
天海春香
あの、私、「お客さんに笑顔になって欲しい」とか「私の歌を聞いて欲しい」って
天海春香
「欲しい」「欲しい」って
天海春香
来てくれている人たちから、「貰う」ことばっかり考えちゃってたんだって。
天海春香
神様は言いました
天海春香
まずは与えよと
天海春香
「笑顔になって欲しい」じゃなくて「笑顔にしてあげたい」
天海春香
「歌を聞いて欲しい」じゃなくて「歌を聞かせてあげたい」って
天海春香
「貰う」から「あげる」に変えたんです
天海春香
確かに気持ちの問題で、実は意味はないのかもしれないけども
天海春香
「何がしたいか」
天海春香
それだけでいいんだって
天海春香
それが一番大切な事なんだって
天海春香
もう、私、迷わないんです。
天海春香
辛い時も、苦しい時も、神様に助けて「もらう」んじゃなくて
天海春香
自分の「したい」事、「あげたい」物について考えていると
天海春香
自然と、苦しいのはどこかに行っちゃうって
天海春香
すーっと、心も身体も軽くなるって、知ることが出来たんです。
天海春香
だから劇場のみんなとも
天海春香
「どんな私たちを見て欲しい」かじゃなくて「どんな私達を見せたい」か
天海春香
「どんな私たちを見せてあげたい」かを考えようって話をしたんです
天海春香
そうしたら「欲しい欲しい 」と思っていた時よりも
天海春香
ずっとずっと多くの物が自然と手に入っていたりするって分かっちゃったから。
天海春香
それを教えてくれるのが、神様の仕事なんですね。きっと。
天海春香
そう言えば、昔に見たアイドルのステージで
天海春香
アイドルを目指したいって気持ちとか、たくさんのものを貰っていたんだなーって、
天海春香
そうして今こうやって
天海春香
私も誰かに「あげる 」側に立って
天海春香
そうやって巡っていくのかなって。
天海春香
だけど、一つだけ
天海春香
どうしても「欲しい」ものがあるんです。
天海春香
きっとこれも、とても大事な気持ち。だけども、とても自信がないんです。
天海春香
そう、たった一つ
天海春香
「大切な人に、いつまでもそばにいて欲しい」って
天海春香
この気持ちばかりは「欲しい」想いばかりが募ってしまって
天海春香
でも、いつかきっと。例えば……
天海春香
私が本当の意味でトップアイドルになって、「私」をぜーんぶ「あげる」ことが出来たら
天海春香
この気持ちも叶うのかな……なんて
天海春香
ねえ
天海春香
アナタハ神ヲ信ジマスカ
(台詞数: 50)