七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
我那覇響
昴、誕生日おめでとう!
永吉昴
へへっ、サンキュ、響!
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ばばん!
七尾百合子
お祝いに隠された大いなる野望とは!
我那覇響
いやー、今日も百合子は飛ばしてるね!
永吉昴
でも、ああじゃないと百合子じゃないって感じもするよな!
七尾百合子
今日は9月20日
七尾百合子
そう!765プロのカッコかわいい二刀流!永吉昴さんの誕生日です!
七尾百合子
朝、昴さんが事務所に顔を出すとそこには事務所の仲間が勢ぞろい!
七尾百合子
せーのっ、でおめでとう!の言葉を贈ると、代表して3人が昴さんをお祝いしました。
七尾百合子
このみさんは大人っぽいお化粧を教え、
七尾百合子
星梨花ちゃんは自分のサイン入りボールの投げ渡し、
七尾百合子
そして千早さんは日ごろの思いを言葉にして贈りました。
七尾百合子
しかし、既にこの時には犯人による大いなる試練が昴さんに降りかかっていたのです!
七尾百合子
でれでれで~ん!
我那覇響
そうだ、これ自分からのプレゼント!これからの季節、必要になると思ってさ。
永吉昴
マジ!手袋じゃん!これ、響が編んだのか?すっげーな!
七尾百合子
それでは昴さんに降りかかってきた試練とは一体何だったのでしょうか。
七尾百合子
それを探るには今日の出来事を振り返る必要があります。
七尾百合子
三人からのお祝いの後、事務所ではバースデー野球大会が開かれました。
七尾百合子
野球が大好きな昴さんですから野球大会が開かれること自体はおかしくありません。
七尾百合子
問題なのは、昴さんの格好です!ミリオン女学院で来ていたあの衣装で監督をこなしたのです!
七尾百合子
よくよく考えれば、今朝事務所に現れた時からあの格好でした。いくらなんでもおかしすぎます!
七尾百合子
それではこの格好でくるように指示した犯人、仮にPとしますが、Pの狙いは何なのでしょう。
七尾百合子
そのヒントは星梨花ちゃんのプレゼントにありました。
七尾百合子
星梨花ちゃんがプレゼントのボールを投げた時、昴さんは驚いていました。
七尾百合子
ボールを持っていれば投げてくるというのは野球脳を持つものであれば当然の発想。
七尾百合子
それなのに反応が遅れたということは衣装の影響に他なりません。
七尾百合子
これらから考えられる答えはただ一つ。そう!
七尾百合子
あの衣装は野球がうまくなるためのメジャーリーグボール養成ギプスだったのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!
我那覇響
そ、そうだったんだ……
七尾百合子
つまり、昴さんがメジャーリーグの舞台に立つための準備としてPはあの衣装を贈ったのです!
七尾百合子
その気持ちに応えるべく一日中その衣装を着ていた昴さんは、夜にPから屋上へと呼び出されます。
七尾百合子
Pからスポーツシューズを渡され無邪気に喜ぶ昴さん。その姿を見てPは何を思うのでしょう。
七尾百合子
それはアイドルの誕生日の夜空にいつも都合よく浮かぶ満月だけが知っています……。
我那覇響
昴……アメリカに行っちゃうのか?
永吉昴
いや、行かねーよ?そりゃ、大リーグは生で見てみたいけどさ。
永吉昴
オレはまだこの765プロでやり残したことがあるからさ!
七尾百合子
か、かっこいい!
我那覇響
あれ?じゃあ、なんで養成ギプスなんて着てたんだ?
永吉昴
あ、あれは養成ギプスじゃなくて……。その、ちょっとおしゃれがしたくて……な?
七尾百合子
か、かわいい!
永吉昴
でも、着替えを持ってくるの忘れてて……へへっ
七尾百合子
は、はずかしい!でも、かわいい!
我那覇響
さっきから百合子は何を言っているんだ。推理を外したのに。
七尾百合子
ぎくぅっ!!め、名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続くっ!
(台詞数: 50)