最上静香
お祭りの出店で買ったドラゴンボール7つセット…安かったから買ってみたけど……
最上静香
呪文を唱えたら何でも一つ願いを叶えてくれるなんて、なんでこんなの買っちゃったんだろう…
最上静香
まあ、何もなくてもオブジェにすれば良いわよね…ええっと、7つ並べて呪文はっと…
最上静香
出でよ神龍!そして願いを叶えたまえ!
我那覇響
さあ願いをいえ、どんな願いもひとつだけ叶えてやろう…
最上静香
ほ、本当に出た!?…その、本当にどんな願いでも叶えてくれるのですか…?
我那覇響
望むなら世界の王にもさせてやろう…さあ願いをいえ、どんな願いでも一つだけ叶えてやろう…
最上静香
えっと…本当に出るとは思ってなかったので…す、少し考えさせて下さい…
最上静香
(私の望みはやっぱりトップアイドル…神龍の力を借りれば大幅に近づける…!)
最上静香
(…いや、本当にそれが私の望みなの?トップアイドルになったら本当に満足できるの…?)
最上静香
(私には時間が無い…時間が無いから焦っている…神龍の力ならそれさえ変えられるのでは…?)
最上静香
(いや、続けるだけなら家族を捨てれば良いだけの話、私は両親にアイドル活動を認めて欲しい…)
最上静香
(…でも、神龍の力で両親に認めてもらったとしてそれは願いを叶えたって言えるの?)
最上静香
(そんなの洗脳と同じ、それで認めて貰っただなんて無邪気に喜ぶ事はできない…)
最上静香
(ならばもっと即物的なくだらない願いが良い…?例えば究極のうどんを食べさせてくれとか…)
最上静香
(でもその味が忘れられなくなるのも嫌だし、究極のうどんを作れるようにして下さいとか…?)
我那覇響
願いは決まったか?時間制限は無いが他の者に願いを言われたらその願いを叶えるぞ?
最上静香
あっ、未来と翼がこっちに気づいた…!早く願いを言わないと…!
最上静香
(でも、願いを一つになんて決められない…!何を願っても後悔をしそうで…)
最上静香
(でも、このチャンスを逃したら一生後悔する…願いを一つに決めないと…!)
最上静香
(願いを一つに決める…願いを一つに…一つにする…そうだわ!)
最上静香
神龍!願いが決まったわ!私の願いは…
最上静香
究極のうどんアイドルとして両親に活動を続ける事を認めて貰える一杯を作れるようにして!
我那覇響
ん…ん?もう一度言って貰えるか…?
最上静香
究極のうどんアイドルとして両親に活動を続ける事を認めて貰える一杯を作れるようにして!
我那覇響
…たやすいことだが、どういう考えをしたらその結論に至るのか理解できぬぞ…
我那覇響
…まあ良い、願いはかなえてやった、ではさらばだ!
最上静香
凄い…物凄いうどんのレシピが次々と頭に浮かんで来る…これが神龍の力…
最上静香
未来、翼!いいとこにきたわ!ちょっと試したいうどんのレシピがあって…
最上静香
(それから少しして、自らの思いを込めた一杯と共に両親にうどんアイドルを続けたいと言った…)
最上静香
(答えはOK!学業を疎かにしないならこれからもうどんアイドルを続けて良いと言ってくれた…)
最上静香
(さらにライブのまかないで出したうどんをきっかけに私は一気にブレイク!)
最上静香
(最上静香の名前がトップうどんアイドルとして知られる日もそう遠くは無いだろう…)
最上静香
(あの日買ったドラゴンボールと神龍には感謝してもしきれない…)
最上静香
(こんなにも願いをかなえてくれるなんて、本当に奇跡だわ…)
最上静香
(ところで、私は正確にはアイドルではない…『うどんアイドル』と言う職業らしい)
最上静香
(確かに究極のうどんアイドルとは言ったけど、わざわざ職業まで作らなくても良いのに…)
(台詞数: 37)