矢吹可奈
見て見て志保ちゃん、ここに写ってるのが私のけるちゃんだよ。イッツアマイリトルバード~♪
北沢志保
ふうん。なるほど、これが可奈の飼ってるペットなのね。私は可奈を飼いたいけど。
我那覇響
(さらっととんでもない事言ってるな。)
矢吹可奈
どう、可愛いでしょう?
北沢志保
ええ、とっても可愛いわ。ちょっと照れながら私に見せびらかしてくる可奈ほどじゃないけど。
我那覇響
(可奈はよく普通に相手できるな、千早を前にしたやよいみたいだぞ)
矢吹可奈
けるちゃんはね、可愛いだけじゃないんだよ、とっても賢いんだ。
北沢志保
すごいのね。賢いなんて単語を知ってるなんて可奈はやっぱり可愛いわ。
我那覇響
(志保はアホの極地みたいな発言してるけどな)
矢吹可奈
この前ね、私が歌ってたらじっと聴いてくれたの。それから歌ってるといつも聴いてくれるんだ。
北沢志保
へえ。私も可奈の歌ならどんな場所にいても聞き分けられる自信があるわ。
我那覇響
(鳥って記憶力いいから。可奈の歌を覚えたんだろうな、志保のように欲まみれじゃなく純粋に。)
矢吹可奈
けるちゃんが私の歌を聴いてくれてるの見てね、すっごく嬉しかったんだ。
北沢志保
どうして?歌を聴いて欲しいならいつでもどこでも、年中無休不眠不休で聴いてあげるわよ。
我那覇響
(さすがに可奈でもいつまでもは歌えないだろうなー。)
矢吹可奈
実はね。前に外の鳥さん達のいる所で歌ったの。そしたら鳥さん達、一斉に逃げちゃって。
北沢志保
大声出したから逃げたんじゃないの。ちょっと千鶴さんに鳥の捌き方教わって来るわ。
我那覇響
(その鳥を見つけるのは大変というかほぼ無理っぽいけどな。まあ頑張れよ。)
矢吹可奈
でもね。けるちゃんだけは、私の歌を怖がらずに聴いてくれたんだ。それが嬉しくって。
北沢志保
あなたに懐いてるからでしょうね。ちなみに私も怖くないわ、むしろ喜び庭駆け回るわよ。
我那覇響
(インコに対抗心を燃やすアイドル…さすがにマニアック過ぎて駄目だろうなー。)
矢吹可奈
だからね、最近は朝と夜にけるちゃんに歌を聴かせてあげるようにしてるんだ。
北沢志保
ふーん。ところで私はどこで聴いたらいいのかしら、事務所が無理なら家に行くけど。
我那覇響
(家の方でお断りするよう、それとなくプロデューサーに伝えてもらっておこうかな。)
矢吹可奈
本当にけるちゃんに会えて良かったよ。♪こんにちはけるちゃん~私が可奈よ~♪
北沢志保
大切にしなさいよ。私は可奈を生涯大切にすると誓うけどね。
我那覇響
(自分も可奈のご両親に言っておくかな。大切な娘さんが大変な目に遭うかもって。)
矢吹可奈
けるちゃんの餌を買いに行くから先に帰るね、それじゃ。♪帰るよ可奈、けるちゃんに会おう~♪
北沢志保
気を付けて帰るのよ。それじゃあお疲れ様。
北沢志保
…響さん。
我那覇響
うん?
北沢志保
私も可奈に飼ってもらいたんですけど、インコの言葉を話せた方がいいでしょうか?
我那覇響
とりあえず人間の言葉で意思疎通出来るようになった方がいいと思うぞ。
(台詞数: 33)