我那覇響
程良い気候の夜の海。
我那覇響
打ち上げられる青白い光。
我那覇響
それは、夜光虫。
我那覇響
海面の幻想、命の蒼き炎。
我那覇響
その輝きを放った後は餌となるか。
我那覇響
打ち上げられたまま干からびるか。
我那覇響
それは、ステージの上の自分たちの未来か。
我那覇響
それとも、幼い時に海に還ったスー(父)の魂か。
我那覇響
その輝きは誰かに見られる事もなく終わる事もあり…
我那覇響
『ああ、お前達は何の為に輝いているのか?』と問いかけたくなる。
我那覇響
その答えは、波の音に消されて帰って来ない。
我那覇響
…でも、今日の夜光虫の輝きを…
我那覇響
…でも、今日の夜光虫の輝きを…自分は記憶に焼きつけてる。
我那覇響
…もし、偶然にも誰かの脳裏に焼きつく輝きを見せられたのなら…
我那覇響
自分は海の底で眠る時に笑っていられる…。
我那覇響
…だから、自分は命の蒼い輝きを放ち続けたい…。
我那覇響
…故郷の海の、夜光虫のように。
(台詞数: 17)