最上静香
あの、響さん。
我那覇響
うん?
最上静香
その、ちょっと失礼な質問かもしれませんけど。
最上静香
響さんって、ホントに動物と会話が出来るんですか?
我那覇響
なんだ、静香は自分を疑ぐってたのか?
最上静香
ご、ごめんなさい!変な事きいちゃって。
我那覇響
ウソウソ、冗談だぞ、気にするなって。
我那覇響
まあでも、動物と話せるってのはちょっと大袈裟な物言いかもだけどな。
最上静香
どういう事ですか?
我那覇響
自分な、動物を見てたらその子が何したいとか、何をしてほしいとかがなんとなくわかるんだ。
我那覇響
そのへんのやり取りが会話しながらだから、傍から見たら動物と喋ってるように見られるのかもな。
最上静香
へえ、すごいじゃないですか。私、そういうのさっぱりうとくて。
我那覇響
静香だって未来や星梨花が何したいとか、何も言わなくてもわかる時がないか?
最上静香
まあ無くはないですけど。それってちょっと違いません?
我那覇響
同じようなもんだぞ。自分はそれが動物相手だってだけさ。
最上静香
なるほど…あ、それならですね。
最上静香
ひょっとして今、私が何したいって思ってるか、分かったりします?
我那覇響
え?そうだな…
我那覇響
うどんを食べたいって思ってるだろ?
最上静香
あ。そんなに顔に出てました?
我那覇響
ま、なんとなくな。静香そのへん貴音に似てるな。食べる量は別にして。
最上静香
それ、未来や星梨花からもよく言われてます。
我那覇響
はは、振り回すのも程々にな?
我那覇響
ま、振り回される方もそれはそれで楽しいけどな。
最上静香
そういうものですか?
我那覇響
ああ、そういうの出来る友達ってのはいいもんだぞ。静香も大切にしなよ?
最上静香
はい!
佐竹美奈子
もしもしのり子?うん、今お店。また静香ちゃんが来て、うどんを注文してね…もう諦めろ?
佐竹美奈子
そうだね、その方がいいのかな…うん、ありがと、話聞いてくれて。のり子がいてくれて良かった…
(台詞数: 29)