天海春香
いやー今日は楽しかったね。これからも年に一回くらいのペースで祝ってほしいな。
如月千早
言われなくてもおそらく皆そう見込んでるわよ。
天海春香
えへへ、それにしても千早ちゃんとこうやって歩くのも久しぶりだね。これも年一でしたいね。
如月千早
……春香、実は話したいことがあるの。
天海春香
……やっぱりね。千早ちゃんから誘ってくれる時は大体悩んでる時だから。
如月千早
……
天海春香
あー、千早ちゃん今「それは悩みを解決するために春香を利用してるということ?」とか考えてるね
天海春香
そういう風に考える必要無いんだよ?千早ちゃんが私を頼ってくれてるってことなんだから
如月千早
……春香、今から私が悩みを打ち明けて…それを春香が黙って聞いてくれて…
如月千早
そしてまた私を助けてくれて…私は今日中に晴れやかな気持ちになって…また春香におめでとうって
如月千早
今からきっとそんなことが起こるのだけど…頼っていいかしら?
天海春香
もちろん。
如月千早
…これまで、春香に何度も助けられて来たわ。まあそれだけ私が何度も問題を起こしているって事…
如月千早
えーと、ここまでは何もおかしくないわよね?
如月千早
そして私はそんな春香に感謝しているの。変な遠慮や嫉妬ではなく、感謝。で合ってるらしいわ。
如月千早
そして、私がこうやって考えてる事こそがその証明になる、らしいの。ここまで大丈夫?
天海春香
ややこしいけどなんとか。
如月千早
そして私の話になるんだけど……いつも私には歌しか無いって言ってるわよね?
如月千早
あ、もちろんその度に誰かが否定してくれてるんだけど…私の中の話では私がそう思ってるから……
如月千早
つまり考えてる最中には他人の意見が介入する余地は無いわよね?だからそうなってるんだけど……
如月千早
でも、実は私はそう思ってなくて。自分を知ってるけど認めたくないらしいの。
如月千早
ただそれが事実だったとしても私が私の中でそれを認めなくては事実にならないわけで……つまり…
天海春香
……
如月千早
(あ、意味わかんないって顔)えーとえーと、つまり春香には私がどんな風に見える?
天海春香
えへへ、千早ちゃんは千早ちゃんだよ!
如月千早
……この質問をしたら大体の人がそう返すの、でもそれ質問に答えて無いと思うのだけど。
天海春香
じゃあさ、千早ちゃんは私がどんな子に見える?
如月千早
何言ってるの?春香は春香に決まってるでしょう?
天海春香
なんか千早ちゃんってあれだね。すごくすごいね。
如月千早
春香、私は一体何なのかしら?多分私にはもうわからないわ。
天海春香
もしかして千早ちゃん私の事が好きなんじゃない?なーんて。
如月千早
…………そうなのかもしれないわね。
天海春香
ちょっと千早ちゃん!そんな態度とられると流石に照れるよ!
如月千早
ただ、そうだったところで私が認めないと真実では無いの…だから私に教えてくれないかしら?
如月千早
もう私のことは…春香の方がよく知ってるわ。
天海春香
千早ちゃん…今日のために皆にたくさん相談したんでしょ?
如月千早
な、なぜそれを!
天海春香
なんか最近皆嬉しそうだったからだよ。
天海春香
千早ちゃんはずっと誰かを幸せにするために一生懸命頑張ってるから。
天海春香
そんな人が自分の友達なんだもん、皆嬉しく無いわけ無いよ。
如月千早
春香……
天海春香
それに今回そのターゲットが私なんだもん!千早ちゃん、私今すっごく幸せだよ。
如月千早
私が頑張るのは誰かのため……ええ、それは胸を張って言わせてもらうわ。
如月千早
ただ、私が誰かの笑顔をみたいだけだから…結局は自分のためなのよ。
天海春香
でもそんな私の幸せは千早ちゃんの幸せだから、そこで幸せスパイラルが巻き起こる訳だね!
天海春香
やっぱり千早ちゃん私のこと好きなんだね!
如月千早
どうかしら……でも今私は何の心残りもなく春香を祝えている…幸せよ。おめでとう、春香。
天海春香
えへへ、……でさ、千早ちゃん。今日はもう遅いし…電車も無くなっちゃったから…その…今日は。
如月千早
ええ、近所に雨露をしのげる遊具のあるいい公園があるの。水もおいしいわよ。案内するわ。
天海春香
もう!千早ちゃんったら!
(台詞数: 50)