七尾百合子
前回、響さんが杏奈ちゃんに大胆告白をしました。私も現場に居合わせたんですが…
七尾百合子
杏奈ちゃんが響さんを許してあげる条件に、二人っきりのお泊まりを提案しました…
七尾百合子
私は一瞬耳を疑いましたが…同時にまだそこまでの仲じゃ無かったんだと…安心していました…
七尾百合子
響さんは家族のペットをどうしたらいいのか少し悩んでいましたが、そこにやって来た可憐さん
七尾百合子
先程のお礼にと、ペットの世話を買って出たのでした…(余計な事をしたものよね…)
七尾百合子
そして私は…今響さんの家の前で二人の様子を伺っています。
七尾百合子
秋めいてきた寒空のなか、特に中の様子が分かる訳でもないのに…ただ部屋の窓を見つめてる…
七尾百合子
きっと部屋では杏奈こと…あんなことやこんなことを…しているんでしょうか…?
七尾百合子
元々創造力が豊かな私は色んな事を考えてしまいます。次の作品のネタが次々と出てきます…
七尾百合子
でもこんなネタ…使えないよね。杏奈ちゃんは元々響さんと…なんだからNTRでも無いし…
七尾百合子
単なる私の片想い…なのかな?今までずっと杏奈ちゃんとも響さんとも仲良くしてたのに…
七尾百合子
一緒に同人誌を作ったときも仲良く…あれ?雨かな…?傘持って来てないや…
七尾百合子
でも濡れているのは私の胸元だけ…おかしいなぁ…確かに寒いけど…雨の予報は無かったのにな…
七尾百合子
なんだか鼻水も出てきて…もしかして風邪引いちゃったかも…明日も撮影だったのに…大丈夫かな…
七尾百合子
もう帰ろうかな…ここでこうしていても仕方ないし…
七尾百合子
!(サッ)
七尾百合子
今響さんがカーテンを閉めた…
七尾百合子
影が…
七尾百合子
影が…動いている…
七尾百合子
影が…動いている…上下に!
七尾百合子
影が…動いている…上下に!声が…
七尾百合子
影が…動いている…上下に!声が…声が…
七尾百合子
影が…動いている…上下に!声が…声が…聞こえる!
七尾百合子
杏奈?『せ、先輩…もっと…杏奈のこと愛して!先輩の匂いでいっぱいにして!』
七尾百合子
響?『ああ、自分もそのつもりさ…杏奈…愛してる!だから…杏奈、杏奈ぁぁぁ…!』
七尾百合子
杏奈?『先輩…私のことずっと愛してくださいね…約束ですよ』
七尾百合子
響?『杏奈こそ…百合子なんかに優しくしたら駄目だぞ。あいつすぐ調子に乗るからね』
七尾百合子
杏奈?『先輩ったら…百合子ちゃんとはなんでもないよ♪なるわけ無いじゃんあんな本オタクに』
七尾百合子
響?『だったらいいんだ…杏奈…第2ラウンドだぞ!』
七尾百合子
杏奈?『もう先輩ったら…元気なんだから♪』
七尾百合子
これは…私の妄想なの?幻聴…?でも今はっきり…聞こえたような…
七尾百合子
小鳥?『百合子ちゃん?幻聴なんかじゃないわよ?ほらインカムから聞こえるでしょ?』
七尾百合子
小鳥さん?どこにいるんですか?いきなり現れましたよね…?
七尾百合子
小鳥?『そんなことはどうでも…ほら二人の愛の囁きが聞こえるでしょ?にゃんにゃんしてる』
七尾百合子
………
七尾百合子
小鳥?『ほら、しっかり聞いて!あなたが聞きたかった所でしょ?』
七尾百合子
やめて…やめて下さい!私…こんなこと…知りたくない…知りたくないの!
七尾百合子
小鳥?『そうよね…響ちゃんがいなかったら…あなたが杏奈ちゃんにあんなことやこんなことを…』
七尾百合子
違う!ちがう!ちがうんです!私は…
七尾百合子
小鳥?『ちょめちょめしたいんでしょ?言っちまいなよ、楽になるから…』
七尾百合子
ちょめちょめって…古くないですか?
七尾百合子
小鳥?『そんなことはどうでもいいのよ!ほら、言って見なさいよ、楽になるから…』
七尾百合子
私は…
七尾百合子
私は…杏奈ちゃんと…
七尾百合子
私は…杏奈ちゃんと…ちょめちょめしたい!
七尾百合子
小鳥?『ちょめちょめ言ってるやん!気に入ったんだ』
七尾百合子
でも杏奈ちゃんが好きなのは…
七尾百合子
琴葉?『いなくなっちゃえばいいのよ…私が教えてあげるから…』
七尾百合子
美奈子?『私も教えてあげるよ…』
七尾百合子
みんな…ありがとう!
(台詞数: 50)