北沢志保
今は巷でいう所の「夏休みの初日」私は母の退院が近付いているので…準備をして居たのだけど…
木下ひなた
「あっ、志保お姉ちゃん。ちょっとイイべか?」
北沢志保
「なあに、ひなたちゃん…」
木下ひなた
「あのさ、夏休みに入ったから宿題やってたんだけど…ココ解んなくて、どうやんだべか?」
北沢志保
「イイわよ、こっちにいらっしゃい。」
木下ひなた
「へへ…あんがと志保姉ちゃん。」
北沢志保
「…、ココはこうね。あとは?」
木下ひなた
「んーと、あんがと。もう大丈夫かな。」
北沢志保
「解らない所が有ったら、またいらっしゃい。」
木下ひなた
「うん。あんがと!」
我那覇響
「あっ。ひなた、志保姉ちゃんに宿題見て貰ったのか?」
木下ひなた
「んだ。志保姉ちゃん教え方とっても上手だよ。響姉ちゃんも教えて貰えば?」
我那覇響
「ふふ~ん自分はギリギリにバーっとヤるから大丈夫さぁ!」
北沢志保
「響さん、私達の仕事は休みが決まらないのだから…空いた時間にコツコツしないと駄目よ?」
我那覇響
「えーでも~、遊びたいぞぅ。」
北沢志保
「そう宿題しなくて、後に成ってから宿題しながら皆が遊んでいる姿を見たく無いでしょう?」
我那覇響
「う"…それはカナリきついぞ…。」
北沢志保
「そうならない為にコツコツ…レッスンと一緒でしょう?」
我那覇響
「レッスンと一緒か、うん!自分早く終わらせるぞ!ひなた競争だ!」
木下ひなた
「うん!競争しよう!…でも私、半分終わってるよ?」
我那覇響
「ギャーーー志保ちゃん自分にも勉強教えて欲しいぞぉ~。」
北沢志保
「はいハイ、ただ私の解る範囲でね。響さんは高校、私は中学。よろしい?」
我那覇響
「う"…そう言えばそうだ…。」
北沢志保
「私もする事が有るから、時間が合う時に教えてあげますね?」
我那覇響
「うん!解ったぞ!志保ちゃん、自分勉強してくる。」
北沢志保
「はいハイ。今なら空いてるから解らなかったら、来て下さい。」
我那覇響
「うん!解ったぞ!」
北沢志保
「困ったお姉さんね?」
木下ひなた
「志保お姉ちゃん…」
北沢志保
「なあに?」
木下ひなた
「志保お姉ちゃん、そろそろ帰るんだよね?」
北沢志保
「…そうね。私の母さんも帰って来るし、弟も母さんの傍の方がイイだろうしね。」
北沢志保
「なあに?私が居なく成るのが寂しいの?」
木下ひなた
「うん…少し。」
北沢志保
「じゃあ、今度私の家に遊びにいらっしゃい。」
木下ひなた
「えっ♪イイべか?」
北沢志保
「大人数は困るけど、2・3人ならね。賑やかに成って嬉しいしね。」
木下ひなた
「それじゃあ、宿題終わらせてからにするね。姉ちゃんの家で宿題しなくていいようにね。」
北沢志保
「響お姉ちゃんと一緒に頑張りましょうね。」
木下ひなた
「うん!響姉ちゃんも誘ってイイべか?」
北沢志保
「もちろんよ。私からも話しておくわ。」
木下ひなた
「うん。あっ…」
北沢志保
「なあに?」
木下ひなた
「志保姉ちゃん、勉強見てくれてありがとうね。」
北沢志保
「いいえ、こちらこそ。頑張ってね、ひなたちゃん。」
木下ひなた
「うん。」タタタタ~
北沢志保
「あの子達も親御さんから離れて頑張ってるんだから…私も頑張らなきゃね。」
(台詞数: 47)